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郷土史には記録されない、たかつの記憶をたどる まちのこぼれ話 第5話 その4 山田 義太郎さん

掲載号:2019年10月11日号

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◆近所のこと

 明津には当初7軒が暮らしていた。田圃が多くて子どものころ一寸法師みたいにタライに乗っていたよ(笑)。この辺りは土地が低いし水はけが悪くってね、大雨が降るとすぐ水浸しになっていたんだ。昔に比べると排水がうんと良くなったからね。よほどの大雨でないと水に浸からなくなったもの。昭和40年だったかな。灰津波っていうのがあった。何人か亡くなったんだ。この辺では何も影響はなくて、翌朝になってから聞いたんだけど。あれはね、工場から出た灰を捨てていたのが、雨で重くなって崩れたんだ。その後は、消防署が付近を封鎖して、当分近寄れなかったよ。

 この辺には店がなくて、木月に商店街があったから、買い物はたいていそこに行っていたね。山口時計店という店があったな。最近は店も増え、10年くらい前から医者が多くなったね。

◆お祭りのこと

 熊野神社は春と秋と2回お祭りがあるよ。戦後22年頃ね。祭りで青年団の素人芝居をやったな。「番場の忠太郎」とかそういうのやっていたな。馬は使わなかったよ。

 子母口の橘樹神社に旅芸人が来たことがあって見に行ったよ。20年くらい前から子ども神輿も出るようになった。群馬の伊香保で作ったんだ。でも最近は子どもの数が減ったから引っ張り手が足りなくてねえ、大人も一緒に引っ張っているよ(笑)。
 

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