高津区版 掲載号:2019年10月25日号 エリアトップへ

郷土史には記録されない、たかつの記憶をたどる まちのこぼれ話 第6話 その2 河原 定男さん

掲載号:2019年10月25日号

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◆神風が吹いた

父は背が低かったので戦争には行かず、消防団員を長くやっていて空襲警報が出ると火の見やぐらに行きました。宇奈根は空襲を受けなかったです。久地駅の近くでは、低空飛行で爆撃機から焼夷弾が落ちたのは見たことがありますよ。焼夷弾は宇奈根ではほとんど河川敷に落ちました。川向こうの宇奈根は、空襲を受け神社も焼けたと聞いています。「ここは神風が吹いた」って言われていました。うちのおじいさんの兄貴が行者で、白い装束で杖ついて富士山に登るような恰好でジャラジャラ鳴らしながらこのあたりを歩いていたことは私も覚えていますけどね。でもそれで風が吹いたかどうかはねぇ(笑)。

 戦争中、ここは田んぼがない地区なので、押し麦を混ぜて炊いたごはんをお弁当に持って行きました。果物は木を切り、殆ど無くなりましたから。

◆戦後の暮らし

 戦後は魚の配給がありました。くじらやあんこう、ぼうだらでしょうか。今の二子新地辺りまで取りに行った記憶があります。宇奈根には小さなお菓子屋が1軒あっただけです。 この辺りは久地まで行かないとお店は無かった。今の梅林の停留所辺りに橋本屋さんという何でも売っているお店がありました。戦後、畑で農業を営んでもなかなか生活は厳しく、宅地に手放す人たちが出てきました。でも宇奈根は駅から遠いので、土地を手放す人はいなかったんですね。
 

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