神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2020年8月14日 エリアトップへ

郷土史には記録されない、たかつの記憶をたどる まちのこぼれ話 第13話 その4 斉藤 二郎さん

公開:2020年8月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

◆戦争中の思い出

終戦間際の空襲、昭和20年の春にこの辺りも空襲があり私の生家も流れてきた破片で別棟にあったお風呂場の屋根が2カ所ほど抜けました。空襲警報が鳴ると皆、家の防空壕に入りました。防空壕は皆1軒1軒作っていました、中でも生活できるようにして、サイレンが鳴れば入っていました。

 夜、空からアメリカの飛行機が真っ赤な焼夷弾を落とすのも見ました。真上に落とされたのは皆流されて、この辺りには落ちては来ませんでした。軍事施設を狙っていたのでしょうね。

 戦争が激しくなると高津小学校は閉鎖され、子どもたちは集団疎開か縁故疎開をすることになりました。私は4番目の姉が、生田小学校の裁縫の先生をやっていた縁で、自宅から通える縁故疎開にしてもらいました。本当はいけないのですよ、でも学校は閉鎖しているから、自宅から生田まで通っていました。

 兄貴は、その当時もう中学校に行っておりましたから、小学校へはひとりで通っていました。そのころ、中学生は学徒動員。兄は現在の大田区鵜の木に東京中学校(現:東京高等学校)に通っていましたが、勤労奉仕で学校の周辺、蒲田にある民家を壊しに行っていました。軍事工場だった三菱重工業の工場が鵜の木駅の一つ先、下丸子にあったので、空襲による被害から守るため、民家の取りこわし作業に生徒が動員されていました。
 

高津区版のコラム最新6

市民健康の森だより

不定期連載

市民健康の森だより

第133回 熱心な受講者に感心「里山保全体験教室」

4月19日

教えて!職人さん

教えて!職人さん

vol.51 「外壁塗装」防水工事に重要な事とは…?

4月19日

GO!GO!!フロンターレ

お金のはなし

税理士・FPの高橋さんが解説「金融投資について考える」

お金のはなし

4月19日

GO!GO!!フロンターレ

市民健康の森だより

不定期連載

市民健康の森だより

第132回 「開花前のお花見」今年もメンバーと共に

4月12日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook