GO!GO!!フロンターレ 「川崎愛」を胸に、一丸で前へ
幸区鹿島田出身のMF齋藤学選手(30)。横浜F・マリノスの下部組織で頭角を現し、日本代表にまで上り詰めた実力者だ。川崎フロンターレでは3季目となる今年、厚い選手層の中で存在感を発揮している。
「小学生の頃は、鹿島田駅前が広場になっていたんです。新川崎駅近くの鹿島田神社でも、よく友人と遊んだりサッカーしたりしてましたね」と幼少期を振り返る。今もときどき鹿島田に帰るといい、「昔、姉が働いていた知り合いのイタリアンレストランや、同級生が経営しているカレー屋さんにはよく行きます。美味しいんですよ」と地元愛を覗かせる。
今季は長く出場機会に恵まれずにいたが、8月29日の第13節・清水エスパルス戦(5-0)で今季初の先発入りを果たすと、豊富な運動量と貪欲にゴールを狙う姿勢でチームを鼓舞。続く9月2日のルヴァンカップ・ヴィッセル神戸戦(6-0)でも先発起用され得点を挙げるなど、調子は上向いている。「勝っている中でも試合内容を検証したり、相手の対策にどう対応していくかなどを考えることが大切だと思っています。とはいえ勝利が次の試合にもつながってることも確か。僕個人としては、1日1日をしっかり過ごすことに尽きます」と口にする。
首位を快走し、華麗なゴールシーンが注目されるフロンターレ。だが、齋藤選手によるとコロナ禍ならではの観戦ポイントが他にあるという。「フロンターレに限らず、今年は過密日程で試合は週2。平時より多い交代枠5人の使い方や、試合中の飲水タイムなどが結果にどう影響するかに注目すると、今年ならではの楽しみ方ができると思います」と話す。
シーズンは間もなく折り返しを迎え、一戦一戦の重みが増してくる。対戦相手に戦術を分析されることも予想される中、着実に勝点を積み上げるには市民やサポーターの熱い声援が欠かせない。齋藤選手からも地域へ、「コロナで多くの企業や店舗、病院で働く方々が大変な思いをされていると思います。皆で助け合いや思いやりの気持ちを持つことが、前を向く上で大事なことです」とエールを送る。「僕らもサッカーを通して励ますことができれば良いなと思います。これからも地域のために選手一丸となって頑張っていきます」。リーグ王座奪還を目指す川崎フロンターレで、勢いづく齋藤選手から目が離せない。
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4月19日