郷土史には記録されない、たかつの記憶をたどる まちのこぼれ話 第16話 その3 関口 務 さん
◆町の様子は【2】
そこで売ってたお菓子で思い出すのは紅梅キャラメルです。今のグリコキャラメルと同じ感じですが、中に巨人軍の水原茂監督や川上選手や青田選手の野球カードが入っていましたね。値段は10円くらいだったと思います。溝の口の今の東急ストアのあたりには闇市の雰囲気が残っていました。まだ少し残っているところもありますよね。
◆どんなご家族でしたか
祖父母、両親、子ども 4人の8人全員で農家をしてました。杉山神社の上の畑で、肉や魚以外はすべて自給です。食生活は良かったですよ。野菜など出荷するときに出るクズ野菜まで全部食べれましたから。田んぼを耕す牛も飼ってました。祖父から聞いた話ですが、牛も毎日こき使われると、疲れて餌を食べずにハンストを起こすらしいのです。そのときに牛小屋のトタン屋根から雨に見せかけて水をかけると、牛が「ああ、明日は雨だから休みだ、仕事は無しだ」とばかりに餌を食べ始めると言ってましたよ(笑)。牛のほかは、ウサギ、鶏を飼ってました。毎朝、自宅用に卵を取って食べました。関口家の本家は徳盛舎で、徳盛舎牛乳という銘柄の牛乳を売っていました。その牛乳は搾って冷やす前にすぐ飲むと、とても美味しかったです。当時は、自動車があったのは、徳盛舎だけと思います。私たちは、自転車ですよ。でも、やはり歩きましたね。
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