地元・溝口「ムサシボウル」所属プロがQ&Aで解説! 意外と知らない!?ボウリングの魅力 第6回 今こそ知ろう「歴史について」
連載6回目の今回は、筋トレ代わりに日々重くなっていく息子を抱っこして下半身強化に勤しんでいる私、黒澤が「ボウリングの歴史」について解説致します!
ピン倒し「厄払い」1?
ボウリングの歴史は、紀元前3〜5千年前のエジプトまで遡り、お墓から木でできたボールとピンが発見されています。
その後、中世の欧州ではピンを災いや悪魔に見立て、それを沢山倒せば、災いから逃れることができるという一種の宗教儀式として広まったともいわれています。
その後、現代スポーツとしての原型は中世ドイツで生まれましたが当時はピン9本、並べ方も「ひし形」と今とは少し異なります。その後17世紀、西部開拓時代のアメリカではギャンブルの一種として流行してしまったため禁止となり、禁止令を避ける為にピンを1本増やし「テンピンボウリング」として10本のピンを正三角形に並べる現代のボウリングのルールが誕生したと言われています(※ただし、これは一つの仮説であり諸説アリ)。
日本では…?
日本では幕末最中、1861年6月22日に長崎で日本初のボウリング場「インターナショナル・ボウリング・サロン」が開設されました。現在6月22日は「ボウリングの日」とされています。
1960年頃まではピンボーイと呼ばれる人がピンを並べていましたが、この頃から機械化が進み、自動でピンを並べるようになっていきます。
1970年頃には手書きのスコア表が機械化され計算機能を持ったボウリングスコアが実用化され始めました。また、この頃にスター選手の出現により一大ブームが到来し、1972年には全国で3697箇所のボウリング場が存在しました。その後ブームの衰退や施設老朽化に伴いボウリング場の数も減少しましたが、その手軽さから競技としてだけではなくレクリエーションとしても浸透しており、馴染み深いスポーツの一つとして現在も楽しまれています。
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