教えて!職人さん vol.20 豪雨や台風に備え万全の雨漏対策を【3】
Q…ゲリラ豪雨や台風などへの対策について、塗装のプロに聞くシリーズの2回目。今回は雨漏り対策にも効果的とされる「タスペーサー工法」について教えて下さい。
A…皆さんにとって聞き慣れない「タスペーサー」とは、簡単に言うと屋根を塗装する際に使用する道具のことです。通常、屋根は雨水の浸入を防ぐために隙間があったらいけないと思われがちですが、屋根には適度な隙間が必要です。そのスペースを作り出すのが「タスペーサー」です。
Q…なぜ隙間が必要?
A…例えば冬場は家の中が暖かく外が冷たいため「内部結露」が起きたり、自然に水分を吸い上げてしまう「毛細管現象」により、屋根の劣化が早まるからです。
Q…どんな道具なの?
A…形状は板状で、主に「縁切り」という塗装の工程で使用します。この道具を用いると、縁切り部分の塗膜が剥がれる心配が皆無となるほか、先ほど説明した「隙間」が十分に確保されるため、結果的に工期短縮にも繋がります。また隙間確保が難しいとされる「2回目の屋根塗装」や「水性塗料による屋根塗装」さらに1回目の屋根塗装の塗料が剝がれてしまっている場合等は、タスペーサーの使用がほぼ必須となります。今回は専門的な話になりましたが、プロの職人はこうした目に見えずらい作業も大切にしている事を知ってもらえれば幸いです。
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