経済的な理由などで生理用品を購入できない「生理の貧困」。川崎市は女性特有の負担を軽減しようと、オイテル(株)(東京都)と連携し、10月4日から幸区役所の女子トイレで生理用ナプキンの無償配布を始めた。
幸区役所の全フロアの個室トイレに、同社のデジタルサイネージ付き専用装置を合計9台設置。利用者はあらかじめ、スマートフォンに無料の専用アプリをダウンロードし、装置の近くで起動するとナプキン1枚が出てくる。サイネージに流れる広告収入で、継続的な無償配布を実現できる仕組み。
市立看護短期大学(幸区)と中原図書館への設置も決まっているが時期は未定。その他の公共施設も検討中という。
市が推進するSDGs(持続可能な開発目標)の目標5「ジェンダー平等」にもつながる取り組み。市の担当者は「事業者と協力し、地道にジェンダー平等の実現を図っていきたい」と話す。
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