多摩川花火大会
市制100年で1万発に
今年の開催概要決まる
4月19日
区内子母口にある「橘公園」で、子どもたちが、自分たちだけの街づくりを企画し、運営をする催し「こどものまち ミニカワサキ」が3年振りに対面で開催された。イベントを通し社会や対価を得る仕組みなどを学んだ子ども達は、貴重な機会に目を輝かせていた。
「こどものまち」は、子どもたちが「市民」として登録され、街の中で「仕事」をして、稼いだ通貨を街の中で「使う」独自の仕組み。働いて得た対価で好きなものを買ったり、税金を納めたりと社会の仕組みを学ぶことなどを目的に、日本各地で開催されている。
10月9日と10日に行われた「こどものまち ミニカワサキ」は、事前公募で選ばれた市内の小学2年生から中学2年生の38人が運営メンバー(まちづくりクラブ)として参画。街のコンセプトや、どんな店を作るか、また必要な公共サービスなどについて話し合いを重ね、準備を進めてきた。
実社会さながら
今回の会場では銀行やジョブセンター、病院、くじ引きなど約10店舗が出店。また税務署など、街で必要な公共サービス機関も設置された。催し当日、来場した子ども達はこの「自分たちだけの街」の「市民」としてアルバイトに励んだり、銀行で受け取った通貨で好きなものを買うなど実社会さながらの生活を体験。実行委員長として、子ども達を見守った大城英理子さんは「子ども達の成長を見ていて楽しい。大人も学べる機会」と笑みを浮かべていた。
「市長選」も実施
ミニカワサキでは、より現実の街らしくするためのプログラムとして「市長選挙」も実施。「まちづくりクラブ」のメンバーの中から4人が立候補し、公約を発表するなど選挙戦を展開。10日に来場した子ども達による投票の結果、最多票を獲得した三田光莉さん(中1)が当選。「楽しく住みやすい街づくりをしたい」などとあいさつし、大きな拍手で市民に迎え入れられていた。
両日あわせ450人の子ども達が参加した今回の催しを振り返り、同クラブの運営リーダーを務めた堀内翔さん(中2)と大城太耀さん(中1)は「準備が大変だったけど、楽しく参加してくれて良かった。ゴミ問題を改善したく、2日目は清掃員を増やすなど、対策をしてきれいな街づくりが出来た」などと総括。充実感を漲らせ、晴れやかな笑顔をみせていた。
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4月19日