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公開日:2023.09.15

川崎フロンターレ
河川名標識、クラブ色(カラー)に
多摩川丸子橋付近で

  • 右からふろん太、安藤駿介選手、鬼木達監督、吉田明宏代表取締役社長、福田紀彦市長、多摩川関係者ら、ドロンパ

  • この日訪れたサポーターと記念撮影

 市内を拠点としているサッカーJリーグ「川崎フロンターレ」が多摩川の河川名標識をクラブカラーの青と黒にリニューアル。9月10日に設置場所の川崎市側丸子橋付近でお披露目式を開催。この企画は、対岸のライバルとなる「FC東京」と合同で行っている。

 2007年から川崎フロンターレとFC東京の一戦は「多摩川クラシコ」と呼ばれ、今日15日(金)にフロンターレのホーム等々力陸上競技場で試合が行われる。42回目となる今回、新たな取り組みとして「多摩川クラシコ」の知名度を向上させようと、両岸に設置する河川敷の標識を互いのチームカラーにリニューアル。フロンターレ側のお披露目式には、福田紀彦市長、川崎フロンターレから吉田明宏代表取締役社長、鬼木達監督、安藤駿介選手会会長らが登壇。福田市長は「看板を見てびっくり。こんなことが出来るなんて思ってもなく、フロンターレの企画力にはいつも驚かされる」と挨拶。吉田社長は「サッカーを通して、愛してもらうまちを目指しているので、とても嬉しい」と喜びを伝えた。チームを代表してお披露目式に登壇した安藤選手は「多くの方の協力があって実現した。選手全員で改めて訪れたい」と語った。

11カ所(イレブン)の看板を目指す

 多摩川の管理をしている国交省京浜河川事務所の嶋崎明寛事務所長によると老朽化に伴い、修繕を予定していたところ、フロンターレの方から打診されたという。「昨今の環境問題もあり、川を知って頂く良い機会」と話す。サポーターを大事にした地域密着のチーム作りの方針にも賛同。2008年から「多摩川”エコ”ラシコ」と称して多摩川の清掃活動を行っているため、PRになると考え、国土交通省も快諾した。

 河川名標識がプロスポーツチームのカラーになるのは、全国初。多摩川には、現在81カ所の河川名標識があり、市内で管理しているのは、21カ所。京浜河川事務所では、2024年の10月に開催される「全国都市緑化かわさきフェア」までに、サッカーの11人に合わせて計11カ所の標識を同チームのカラーに修繕を予定している。

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