区内溝口にある「NECグリーンスイミング」に所属する田渕海斗選手が8月に中国・成都で開催された学生を対象とした国際総合競技大会「第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ」に出場し、400m個人メドレーで金メダルを獲得した。
また800m自由形と1500m自由形でも銀メダルを獲得。世界の大舞台で見事な活躍をみせた。
悔しさを糧に
田渕選手は、4月に開催された日本選手権に出場し、800mで優勝。しかし7月に開催された「世界水泳選手権」に出場が叶わなかった。その悔しさを糧に今大会に挑み実力を遺憾なく発揮。「今大会はどんな状況でも勝つということを意識し、自分らしく泳げた」とレースを振り返った。
コーチも奮闘
「NECグリーンスイミング」の夏間大介コーチは今回、初めて日本代表のコーチとして帯同。選手のコンディション調整などのサポートに努めた。国際大会では食事や環境面の問題でパフォーマンスが低下し、調整不足で本番で上手くいかないケースも多い。しかし、日頃から田渕選手を見てきた夏間コーチは「自分のスタイルを崩さず、調整をしっかり行い準備を進めてきた」と話し、いつも通りの力が発揮できるよう各方面で配慮を重ねてきた。
選手とコーチが「二人三脚」で掴んだ今回の金メダル。夏間コーチは「彼の武器は、持久力。最後までチャレンジ出来るのが強み」とコメント。田渕選手は「2つの国際大会で大きな経験を得た。来年のパリ五輪に向けて、引き続き頑張っていきたい」と語った。
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