高津区 トップニュース社会
公開日:2023.12.22
師走の高津区内
年末年始、より安心安全に
関係機関等が各地で「訓練」
今年も残すところ1週間あまり。師走を迎えた高津区内では年末年始の治安を守ろうと、関係機関等が各地で「訓練」を実施した。
不審者対応を想定
ノクティプラザ、マルイファミリー溝口店、みぞのくち新都市(株)が12月1日に高津警察署と実施したのは「不審者への対応訓練」。繁忙期を迎え、多くの来店客が見込まれる中、昨今は全国的に刃物所持者による事件が増加傾向にあることなどを勘案し、商業施設に常備されているショッピングカートや傘、椅子、さらには刺股を用いて犯人役を抑え込む訓練を実施した。また不審者への対応について高津署員がレクチャーを行い約80人の参加者は耳を傾けていた。訓練を終えた参加者は「力が無くても男性を抑えることが出来た」と意義を話していた。
大規模震災に備えて
また高津消防署が12月14日に実施したのが「震災時の多数傷病者対応訓練」。JR武蔵溝ノ口駅の電留線に停車している車両を舞台に「震災が発生し、架線柱が倒れ走行中の電車に接触したことで車両が脱線。電車内に負傷者が多数、また直近建物で火災が発生した」という想定の下、各種訓練に臨んだ。
この日はJR東日本の横浜支社と同駅の職員、消防署員らが参加。JR職員が先に消火器で火災に対応し、到着した消防署員らと救急隊が連携を図り、車両内の状況を確認し負傷者を外に運び出した。その後、救急隊は重傷者から順に適正に対処。現場対応を行った。
訓練後は、消防職員が消火器の使用法を改めて指導。またJR東日本の職員は車両の構造などを解説し、両団体は連携を深めていた。
小野木浩貴駅長は「想定外を体験することで、いざという時に備え、今不足している事が学べる」とコメント。また、小金澤貴史署長は「実際に車両で訓練を出来ることはとても貴重で感謝している。お互いの役割を理解できる訓練となった」と話した。
交通事故防止の啓発も
高津区交通安全対策協議会も安心安全な年末年始を迎えてもらうべく、交通事故防止運動期間(12月11日から20日)に合わせ12月11日に「交通安全啓発キャンペーン」を実施。梶ヶ谷幼稚園年長の小山 亜梨鈴(おやま ありす)さんと年中の濱田 花恋(はまだ かれん)さんに一日警察官を任命し、前田俊明署長らと啓発活動を行った。
関係団体の担当者は「区内の交通事故は増加傾向。一件でも事故を減らし、笑顔で新年を迎えてもらいたい」などと思いを語っていた。
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