高津区 スポーツ
公開日:2024.01.12
未来を駆ける フリースタイルスキー
世界を魅了、雪原の妖精
古賀結那(ゆうな)さん(21)DREAM GATE SNOW CLUB
雪原を自由にジャンプしたり、回転したりしながら滑走する競技「フリースタイルスキー」。 速度よりも技の難易度や技術を競うことが特徴とされている。
雪が少ない川崎でこの競技に挑戦し、プロスキー選手として世界と渡り合っているのは、高津区在住で現在大学3年生の古賀結那さん。小学2年の時にスキーのジャンプに出会い、現在は閉鎖となった区内の施設で技を磨き、国内外数々の大会に出場してきた。
2023年1月、アメリカで開催された「FISU・冬季ワールドユニバーシティゲームズ2023」に日の丸を背負って初出場。高難易度の技を決め2種目で金メダルを獲得した。快挙ともいえるこの結果は表敬訪問の際、福田市長も驚きをもって称えるなど、周囲の期待も高まっている。
2026年に行われる冬季オリンピックへの初出場を目標にしながら「今年は、ワールドカップで決勝に進み、オリンピックにつなげていきたい。そしてより多くの人にこの競技を知ってもらう活動をしていきたい」と熱く話す。
困難を乗り越えた精神力
古賀選手は、早くからその才能を見込まれ、頭角を現すも、中学2年時から計3回の膝前十字靭帯の断裂などを経験。競技引退も頭によぎったが、トレーニングを見直すなど苦難の末に再起。「最近は描いたように身体も動く」と自信をみせる。また一時閉ざした心に光を当ててくれたのは家族やコーチら。「支えてくれた人に恩返しの演技をしたい」と感謝も忘れない。
見つめ直す「世界との差」
古賀選手の武器は、空中でスキー板を掴んだり動かしたりする世界でもトップクラスの技術。一方、昨年は様々な国際大会で優勝もあったが悔しい思いもあり「フィジカル面と技術面で世界と差を感じた」と振り返る。
新年の幕開けは、1月14日(日)からスイスで行われる「LAAXワールドカップ」。前年の雪辱を果たすべく、フィジカル面の強化や、専用施設で大会前の最終調整を行っている。また滑っている映像を見直して練習に取り組んだり、技術面の向上にも注力。新技にも挑戦している。
最後に古賀選手は「自分の滑りを信じパフォーマンスを最大限発揮できるよう頑張りたい」と語り、応援を呼び掛けた。
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