高津区 スポーツ
公開日:2024.01.12
未来を駆ける 水泳
狙うは「五輪、初出場」
田渕海斗さん(21)NECグリーンスイミング
パリ五輪の年となった今年。「いよいよ、この年が来た」と熱い眼差しで話すのは、区内のNECグリーンスイミング溝の口校に所属する現在大学3年の田渕海斗選手。
2023年8月に中国・成都で開催された学生を対象にした国際総合競技大会「FISUワールドユニバーシティゲームズ」に日本代表として出場。400m個人メドレーで金メダル、1500m自由形と800m自由形で銀メダル獲得と区内でオリンピック出場に最も近い一人である。
「今年は、オリンピックイヤーのため、選考に関わる大事な大会で、しっかり結果を出したい」と力強く話す。
競泳人生16年目
5歳の頃に兄の影響で水泳を始めた。「ただ泳いでいるだけでだった」と当時を振り返る。中学2年で出場した関東中学水泳競技大会で頭角を現し「日本水泳連盟」が定めるナショナルタイムまで、あと0・51秒という記録を叩き出した。
以後、水泳に真剣に取り組むように。また父からの「人生一生勉強」という言葉を大切に、勉強も疎かにせず、文武両道を体現してきた。
強みを活かす
田渕選手の強みは、レース後半の追い上げ。その戦法を武器に、2023年の春に行われた「日本選手権水泳競技大会」の800m自由形で優勝。その勢いで国際大会に初出場し、優勝を果たすなど一気に水泳界を席巻。今後ますますの活躍が期待されている。
現在は、課題となっているスピード力向上を目指し、ウエイトトレーニングに励み、自信のある持久力の更なる強化にも着手。「泣きたいくらい大変だった」と話す高地トレーニングのための遠征を経て、心身ともに仕上がりつつあるという。
さらに田渕選手の追い風になりそうなのが、所属している同スイミングの夏間大介コーチの存在。昨年の国際大会に日本代表のコーチとして初めて帯同した夏間さんは「彼の強みは、ストイックな性格。目標のために努力できる選手」と絶賛。選手を良く知るコーチとの「二人三脚」で、世界の頂を狙っている。
海外の強豪にも肉薄
前出の国際大会などの海外遠征で培った経験で「強くなった」と自負する田渕選手。その言葉通り12月に行われた「JAPAN OPEN」でも800m自由形で2位だったが、1位との差は、0・35秒。海外の強豪として知られるオーストラリアの選手を脅かした。
最後に田渕選手は「今年はパリ五輪の代表権獲得のために、全力を尽くしていきます。皆さん、沢山の声援を宜しくお願いします」と話した。
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