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税理士・FPの高橋さんに聞く 物価高に負けないコツは
さまざまな物の値段が上がり、家計が苦しいと感じる人も多い現在。税理士・ファイナンシャルプランナーの高橋昌也さん=高津区=に、賢い暮らしのコツや家計の注意点を聞きました。
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Q.今すべき賢いお金の対処法は何でしょうか?
必要なのは、【1】家計全体の現状を把握すること【2】税金や社会保険料等の正しい知識を得ることの2点です。
夫婦でも月収や貯金額を共有していない人は多いのですが、お金の話は本来一番に共有すべき。家族で現状を共有・把握することで、生活の質を維持しながら満足できる落としどころを探りましょう。
Q.その際の注意点は?
「贅沢するポイントを決めておくこと」が大切。飲食代や衣服代、教育費等、お金をかけたい点は人により違います。贅沢は無自覚に身に付くので、無意識な支払は要注意。贅沢は自覚的に。
Q.【2】の税金等の正しい知識とは?
例えば、年収により所得税が発生する「103万円の壁」という言葉。家族に主な稼ぎ手がいる場合、税金や社会保険料の負担回避を一番に考え仕事を抑える人も多いのですが、家族全員で働く時間が増えた方が結局は世帯収入を増やせるケースが多いです。またアルバイト、業務委託等、働く形態によっても税金の注意点は異なります。税制改正の話題も出ていますので、要注目です。
Q.では、まとめをお願いします。
モノの値段や運送費、人件費など物価が上昇する今、厳しい家計を乗り越える最大の焦点は「いかに収入を増やすか」ということ。会社勤めの場合も、どうしたら給料が増やせるか、という視点で自分のスキルアップなどを検討するのも良いでしょう。
家族間の情報共有については、年末年始にもらう源泉徴収票を見せ合うことから始めてみては。
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12月6日