意見広告・議会報告
市政報告 等々力緑地再編―800本の樹木の伐採、スーパー銭湯・27店舗の商業施設乱立 日本共産党 川崎市議団 むねた裕之
都市計画の公聴会では、公述人15人全員が反対
10月28日、等々力緑地・都市計画素案に対する公聴会が開かれ、15人の公述人が参加しました。素案は、等々力緑地を廃止し、等々力緑地公園を追加して、施設建設の用途変更や高さ制限を緩和するというものです。この素案に対して、公述人から厳しい意見が寄せられました。意見の中では、800本の樹木が伐採されること、憩いの広場、広域避難場所に立体駐車場ができること、緑地・子どもの遊び広場にスーパー銭湯が建設されることなど、素案に対して公述人15人全員が反対を表明しました。
樹木800本の伐採は緑化フェアの趣旨に反する
「等々力緑地を守る会」の調査では、メタセコイヤ、外周園路のヒマラヤスギ、催し物広場の桜など樹齢60年の樹木800本が伐採されると試算しています。これらの樹木の伐採は、市が今実施している緑化フェアの趣旨に反するのではないでしょうか。
広場がつぶされスーパー銭湯や商業施設が乱立
事業者の説明で、現在のフロンターレ広場にスーパー銭湯が建設されるという計画を聞いて公述人の方々から驚きの声が上がりました。さらに、商業施設15棟27店舗が入る予定で、都市計画の「緑地」から「公園」への変更で、ホテルや遊戯施設も建設が可能となります。
駐車場は横浜スタジアムの2倍の規模
催し物広場とテニスコートだった場所に立体駐車場が建設され、その収容台数は1150台。7万人収容の日産スタジアムでさえ656台ですから、日産スタジアムの約2倍ということなります。
事業費は当初の2倍、1183億円に
事業費については、23年契約した633億円の約2倍の1183億円になると事業者から新たに要望が出されました。しかし、PFI事業のため各施設の工事費用は非公開で事業費や増額を精査、検証することもできません。
日本共産党市議団は12月の代表質問で「都市計画の変更の撤回」と「PFIの契約解除」を求めました。
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3月21日