(PR)
税理士・FPの高橋さんが解説 お金のはなし 「商売人と金融機関」について
Q.金利が上がりましたね。
税理士としてお客さまの預金通帳をみることも多いのですが、明らかに受取利息の金額が上がりました。受け取る利息が増える分には嬉しいですが、その裏側には支払う利息も増えている、ということを意味しています。特に商売をしている方々にとって、より経営判断が難しい状況になってきました。
Q.例えばどんな点が難しいのでしょうか?
長らく続いた低金利もあって、日本は「借金をするのが容易な国」でした。特に2020年の感染症騒動のころには、特別な低金利商品も溢れかえっていたため、有利な条件でお金を借りることができました。
金利上昇の影響で、借金をすることによる利息負担がこれまでより大きく増えています。つまり「借金をしたことによる商売上の成果」を、より大きく出さなければならないということです。また新規で借りるのか、既存の借金からの借り換えなのかなど、借入方法についても、より詳細に検討する必要があります。
こういう状況だからこそ、金融機関とのやり取りは、早めに、こまめに実施することが大切です。いま、自分がどういう状態なのか。これから、なぜ借金をしたいと思っているのか。そういう点を丁寧に、自分の言葉で伝えられるような日常的な努力が必要です。
これを実践するためには、日常的な経理処理がとても大切です。年明け以降の経理処理が溜まっているような方は、要注意です。
![]() |
|
|
|
|
|
|
6月13日