高津区 トップニュース社会
公開日:2025.06.27
高津警察署消防署区役所
女性が働きやすい環境へ
初の「合同意見交換会」
女性職員がより働きやすい環境を築き、異なる機関間での相互理解を深めることを目的に、高津警察署、高津消防署、高津区役所の3機関による初の「合同意見交換会」が6月19日に開かれた。
この合同意見交換会を企画したのは、高津警察署警務課に所属する吉田由美子さん。
高津署では年に一度、同署の女性職員が集まって意見交換を行う「女性会議」が開かれており、吉田さんは今年の会議の担当を任されていた。
その中で吉田さんは「せっかくなら、区内の各公的機関の女性職員とも交流し、意見を交換しあう機会を作りたい」と上層部に提案。この申し出が許可され、今回の座談会が実施されることになった。
各機関での働き方は
高津消防署で開かれた座談会には、前出3機関の女性職員20人以上が参加。それぞれの業務内容を紹介しあった参加者らは、キャリア形成やワークライフバランス、職場環境、子育てと仕事を両立させる上での苦労など多岐にわたるテーマについて意見を交わした。
議論の席上、区役所職員が「女性職員の中には、仕事に対して気負いすぎるあまり体調を崩してしまう人もいる。そのような人には、どのように声かけすべきか」などと質問。これに対し警察、消防署の女性職員が経験則から具体的なアドバイスをおくる場面もみられるなど、仕事の取り組み方に関する活発な話し合いも行われた。
ハラスメント対策も
また今回の意見交換会の中でも、特に注目された話題の一つが「ハラスメント対策」。高津署職員は「最近の警察では、女性職員への配慮がなされたり、ハラスメント相談室といった環境が整ってきている」と参加者に向けて報告。一方で、社会の常識やルールから逸脱した、迷惑行為である「カスタマーハラスメント(カスハラ)」を行う人への対策に頭を悩ませている、という実情も共有していた。
消防署、区役所の職員も「一昔前に比べ、さまざまな配慮がされるようになり、ありがたい」などという声が上がり、それぞれの職場での取り組みなどを紹介しあった。
座談会に参加した高津区役所の中山路都さんは「交流を経て、他機関がどのような仕事をしているか理解を深めると共に、各職場での大変さや取り組みを共有できる良い機会になった」とコメント。意見交換会を企画した吉田さんは「今後もこのような合同意見交換会を定期的に開催し、女性職員がそれぞれの能力を最大限に発揮できる職場環境の構築に向けた連携を一層強化していけたら」と取り組みを総括。その上で「(次回また女性会議の担当を任されたら)今度は区内の企業にも声を掛けてみたい」と抱負を語っていた。
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