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公開日:2025.07.25

高津高校女子ハンドボール部
「3度目の正直」で全国へ
精神力と速攻を武器に

  • 大会に向けて練習に励む選手たち

  • シュートを放つ吉良さん(左)

 川崎市立高津高等学校の女子ハンドボール部が8月、岡山県で開かれるインターハイ(令和7年度 全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技大会)に出場する。

 同チームが掲げるスローガンは「零〜3度目の正直〜」。これは過去2年間、インターハイ出場を逃してきた悔しさを乗り越え「油断せず目の前のプレーに全力を尽くすこと、そしてゼロからのスタートで基礎基本を徹底する」という生徒たちの覚悟が込められている。

 日々の練習を経て着実に実力をつけたチームは今年、県内で開かれた公式戦で全勝。5月から6月にかけて群馬県で開かれた「関東高等学校ハンドボール大会」で3位に入賞を果たすと、約2週間後に行われたインターハイ神奈川県予選会で優勝を果たし「3度目の正直」として、念願の夏の全国大会へと駒を進めることになった。

最高のプレーで恩返しを

 部員たちの指導にあたる松永康宏監督は、今年のチームについて「持ち前の粘り強い守りから、堅実なゲーム運びで得点を重ねるのが勝ちパターン」と説明。また「試合の要所で冷静な判断ができる選手が多く、プレッシャーに強い精神力も兼ね備えている」「小柄ながらフットワークとディフェンスで相手に立ち向かい、ボールを拾ってから素早く攻めることも得意」などと特長を話す。

さらに、学年問わず密にコミュニケーションを取っており「互いの課題克服へ向け、切磋琢磨してきたチームワークも光っている」とも。

 チームを牽引する主将の吉良さやかさんは、全国出場への喜びと、支えてくれた人々に向けて「たくさんのサポートがあったからこそ、この勝利(インターハイ出場)を掴むことができたと思う。最高の舞台で最高のプレーをして、これまで私たちに関わって下さったすべての人に恩返ししたい」と話している。

初戦は8月4日

 インターハイの開会式は8月2日(土)に倉敷市芸文館で行われ、その後は3日(日)から6日間にかけて、岡山県内各地で熱戦が繰り広げられる予定。

 「ベスト8」を目標に掲げる高津高校女子ハンドボール部の初戦は8月4日(月)。和歌山県代表の粉河高校と、鳥取県代表の境高校との1回戦を制したチームと対戦する。

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