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高津区 コラム

公開日:2025.09.12

不定期連載
市民健康の森だより
第198回 「大学生向け炭焼き教室」を開催しました

 今年度、私たちは三菱UFJ環境財団様からのご支援のお陰でいくつか新しい教室を開設出来ました。助成金のお陰もさることながら実際は担当してくれる会員からの絶大な協力がなければ実現できません。ボランティア精神豊かな会員を多く抱え、私たちの活動は成り立っています。

1月の炭焼き教室、ヒントに

 そんな新設教室の中で最後に開催したのが「大学生向け炭焼き教室」です。8月24日に1日目、9月7日に最終日の予定です。この教室は今年の1月に実施した炭焼き教室をヒントに同じ内容を大学生向けに企画しました。対象となる大学生は明治大学文学部社会心理学科の学生さん達です。

 この大学生たちをつなげてくれたのは私たちの会員です。寺田良一さんという明治大学で長く教授として環境社会学の研究を続けられた方がいます。現在でも名誉教授として日本のNGOを代表して国際会議へ出席されるなど活躍を続けられています。そのようにお忙しい中でも私たちの活動へは熱心に参加、炭焼きや竹細工、基本活動の草刈りなどを率先垂範して頂いています。その寺田さんが母校の学生たちへ体験して欲しいと思われて炭焼き教室が企画されました。教室では事前に一度炭焼きをして準備し、1日目に焼けた炭を取り出す「窯出し」と、やはり事前に準備した竹材を窯に詰めてもらう「窯詰」を体験してもらいました。2週間後の2日目には窯詰した窯で本来の「炭焼き」を体験してもらいます。

 寺田さんは、現役の教員の頃も、ゼミの学生さんたちを農作業実習や炭焼き実習に連れて行ったそうです。寺田さんからは「実際に畑で汗を流すと、国内での農作物の自給の大変さがよくわかります。炭を焼くと、学生たちが自分で火をおこす炭焼きが大好きなことがわかりました。炭窯の周りで火を囲みながら、ふだんは話さないような人生論や恋愛論を熱く語る学生たちの姿を見たのが、この『大学生向け炭焼き教室』を構想した切っ掛けでした」と教えて頂きました。

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