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公開日:2026.01.09

新春インタビュー
「3つのテーマ」で区政推進
白井豊一区長が年頭所感

  • 取材に応える白井区長

 本紙は高津区の白井豊一区長に新春インタビューを行った。白井区長は就任一年目となった昨年を振り返ると共に区政運営の進捗や課題、今後の抱負を語った。(聞き手/本紙・室野義之)

 --まずは2025年を振り返り、所感などをお聞かせ下さい。

 「2025年は、一昨年の市制100周年を機に、次の100年を目指す1年目でしたが、高津区では良い話が続きました。まず、武蔵溝ノ口南北自由通路の『ブレイキンの聖地』ミゾノクチの象徴として、奉仕団体の皆様などから、世界を股にかけ活躍するアーティストのウォールアートのご寄贈をいただきました。また、梶ヶ谷第一公園では、多くの子ども達に楽しんでもらいたいという思いから、川崎フロンターレカラー、マスコットをあしらった大型遊具のご寄贈を個人の方からいただいた他、高津区のまちづくりに役立てて欲しいと寄付金も数件いただきました。さらに、地域の人たちを招いたトークイベント『高津区100人カイギ』が区民の有志の方々によってキックオフするなど、高津区民の皆様の地域を思う気持ちの強さに、驚きと感銘を受けた1年でした」

 --昨年は川崎市「市制100周年+1(プラスワン)」、次の100年に向け新たな一歩となる大切な1年となりました。そんな中で、白井区長が重点的に取り組まれてこられた高津区の区政運営施策と個々の進捗状況は?

 「昨年は『地球環境にも人にも優しいまち』『多様な主体の連携による安全安心のまち』『地域資源を活かした魅力あふれるまち』の3つの方向性で施策を進めてまいりました。『地球環境にも人にも優しいまち』については、脱炭素モデル地区"脱炭素アクションみぞのくち"として脱炭素社会の実現に向けたさまざまな取組を区民・事業者・団体との協働により行ってまいりました。次に『多様な主体の連携による安全安心のまち』については、激甚化・頻発化する災害への備えとして、定期的な周知・啓蒙・訓練を行ってまいりました。さらに『地域資源を活かした魅力あふれるまち』については、大山街道や円筒分水など古くからのものから新しいものまで、さまざまな地域資源を活用した取組を区民と協働で進めてまいりました。次の100年に向けた新たな一歩の1年として、いずれの施策も前年踏襲ではなく、さらに進めていくための最適解を考え、実施してきたと思っています」

 --昨年までの時点で高津区民にアピールできる実績と今後の課題を挙げつつ、今年のテーマを簡潔なキーワードでお教え下さい。

 「昨年の実績としましては、先ほどの3つの方向性の順で言いますと、再エネ100%で実施している溝口駅前キラリデッキイルミネーションとコラボした"脱炭素アクションみぞのくち"のPRの実施、KSP主催のサイエンスイベントにおける子供向け防災講座の実施や区内全避難所での避難所運営会議・訓練の実施、市制100周年でリニューアルしたキラリデッキにおける実証イベント等による地域による活用検討の推進などに取り組んでまいりました。今年もこれらの取組をさらに進めていきながらも、今後の課題としましては、これまで以上に住んでいて安全で安心して暮らせるまちを目指していく必要があると考えていますので、2026年のテーマとしましては、『交通事故対策』『防災対策』『地域のつながりづくり』の3つをあげたいと思います」

 --今年力を入れていきたい区政運営方針施策と抱負をお願いします。

 「今年は、先ほどの3つのテーマについて、次のとおり区民の皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思っています。

 まず『交通事故対策』については現在、市内の警察管区で最も交通事故が多く、4年連続ワースト1位になっている高津区の状況打開を目指します。具体的には今年4月からは道路交通法が改正され、自転車も悪質、危険な違反には反則金が課せられるようになりますので、それに合わせ、区内の交通事故が多い箇所での重点的な交通安全啓発に力を入れていきたいと思っています」

 次に『防災対策』についてですが、昨年9月11日には中原区では市内での観測史上最大の記録的な大雨が発生し、高津区内でも床上浸水や道路冠水が起きたように、今までは大丈夫だったところでも、災害になってしまうリスクが高まっていると思います。区内の土のうステーションを充実させたり、排水ポンプをリニューアルしたり、また、内水に備える訓練を実施するなど水害への対策を強化していきたいと考えています。区民の皆様も市ホームページや区役所などで配布しているハザードマップ等で、お住まいの地域の水害や土砂災害リスクの確認をお願いしたいと思います。

 3つ目の『地域のつながりづくり』に関しては現在、既に川崎市では、地域でお互いに支え合い、住みよいまちをつくる、子どもから高齢者までを対象とした「地域包括ケアシステム」を進めています。高津区長になって、孤立や不安等を抱える方が少なからずいて、地域とのつながりづくりはとても大切だと感じました。地域で活動している団体などと繋げ、ずっと住み続けたいまちと思っていただけるよう、つながりづくりを継続して取り組んでいきたいと考えています」

 --最後に、本紙読者向けたメッセージと、区長の立場以外での目標などをお願いします。

 「日頃より高津区のまちづくりにご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。高津区を愛している方々がたくさんいるということを踏まえながら、本年も区役所職員一丸となって、高津区のまちづくりに取り組んでまいりたいと思いますので、引き続きのご支援をお願いいたします。また、区長の立場以外での目標については、区長になって飲酒の機会が大幅に増えたので、身体を壊さないよう健康に気を使いたいと思います」

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