神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2016年8月19日 エリアトップへ

サーモグラファー 設備劣化 熱で計測 製品、市がブランド認定

経済

公開:2016年8月19日

  • LINE
  • hatena
(株)サーモグラファーの山田社長(上)、川崎ものづくりブランドに認定されたチェッカー
(株)サーモグラファーの山田社長(上)、川崎ものづくりブランドに認定されたチェッカー

 市内中小製造業の製品や技術に焦点を当てる「川崎ものづくりブランド」に認定された、多摩区菅の(株)サーモグラファー(山田浩文社長)の「赤外線カメラ温度チェッカー」(TGP95)。かながわサイエンスパーク(高津区)で先月、認定式が行われた。

 市と商工会議所が実施する同制度は、優れた製品・技術の販路拡大や国内外へのアピールを目的に、2004年から開始。12回目の今回は新たに10件が認定され、77件になった。

操作性で成果

 (株)サーモグラファーが開発したのは「赤外線カメラ温度チェッカー」。工場や発電所の維持・保全に役立つ「赤外線サーモグラフィーカメラ」(熱画像計測装置)の精度を確認するための装置で、既存の物よりも操作が簡単で、短時間で高い信頼性のあるチェックができることが評価された。

 赤外線カメラは、電気設備や電柱、ソーラーパネルなど設備の劣化を調べるために使われる。老朽化が進むとその部分が熱を持つため、赤外線カメラで撮影すると破損しやすくなっていることが確認できる。

 赤外線カメラの精度を保つためメーカーが定期点検を行っているが、年に1度と周期が長く、誤差が生じていた場合1年間の計測データの保証ができなくなり、莫大な損害となる。認定された「チェッカー」は持ち運びやすく、本体の開口部分が95℃に保たれており、設備診断の現場で赤外線カメラを使用する直前に精度チェックを行えるため、計測データの信頼性を高められる。

 山田社長は「はじめは自分たちが必要で作ったもの。お客様の要望に応えるため製品化した。まさか認定されるとは思わず、理解してもらえたことがありがたい。需要があることもわかった。今後は装置の中の部品も川崎産にしていきたい」と語った。

「バンバンなら私もいける!」

【新台入替】5月7日㈫「スマスロ交響詩篇エウレカセブン4」 ブラッサム・ポラリスで

http://www.prime777.co.jp/

<PR>

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

大きな舞台で落語に挑戦

多摩区の演劇少年少女

大きな舞台で落語に挑戦

伝統文化学び、笑い届ける

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

人身事故 前年比3割超増

麻生警察署

人身事故 前年比3割超増

県ワースト2位 高齢者多数

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

ツチノコの謎 映画で迫る

麻生区在住今井監督

ツチノコの謎 映画で迫る

目撃談追い続け5月公開 

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook