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河原郁夫さん 星空案内 60年続け 先月、市文化賞も

文化

掲載号:2016年10月28日号

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科学館の操作卓の前に立つ河原さん=20日
科学館の操作卓の前に立つ河原さん=20日

 60年にわたりプラネタリウム解説員を務める河原郁夫さん(85)が、生田緑地「かわさき宙と緑の科学館」で、特別投影を続けている。長年の活動に対して市は先月、今年度の「川崎市文化賞」を授与した。

 河原さんは現在、月に一度のペースで、星空案内人として特別投影「星空ゆうゆう散歩」を開催している。

ゆったりとした優しい口調とクラシック音楽を「聴かせる」演出が特徴で、「小学生の頃から先生の投影を見てきた」というファンも多い。

 生声での解説にこだわり続け、投影中の音楽の選曲や投影機の操作を自ら行う。今でも自身の解説を毎回録音して聞き直し、改善点を模索する。「最近は歳をとって耳も滑舌も悪くなってきている」としながらも、受賞の喜びを「皆さんのおかげでいただけて感激している。クラシック音楽もメカも星も大好き。好きなものが揃うコンソール(操作卓)の前に立つと、今でもわくわくする」と語った。

 河原さんは1957年4月、25歳の時に建設から携わった渋谷の五島プラネタリウムでデビュー。以来約60年間プラネタリウム解説員を務めてきた。97年からは、川崎市の臨時職員として青少年科学館(現かわさき宙と緑の科学館)で週4回の星空解説を続け、2011年に定期解説を引退。惜しむ声が多く、現在も特別投影を続けている。川崎市との縁は1950年から。大学1年生の頃に、流れ星の高度を計測するため、東京天文台(現国立天文台/三鷹市)と西生田小学校(麻生区細山)の校庭で二点観測をしにたびたび訪れた。当時の西生田小学校の周りには灯りがなく、「まっくらで天の川がよく見えた」という。

 河原さんは「今後の目標は2035年9月2日の関東から見える皆既日食を見ること」と笑顔を見せた。

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