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五反田自治会 川沿い花壇、市大賞に 園児体験や生ごみ堆肥も

コミュニティ社会

公開:2021年7月9日

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五反田自治会と、飯室谷町会(右)、金井さん(左)の作品=主催者提供
五反田自治会と、飯室谷町会(右)、金井さん(左)の作品=主催者提供

 川崎市が花壇等の景観を表彰する「わがまち花と緑のコンクール」。17回目を迎えた今年の受賞作品が先月発表され、五反田自治会(吉田輝久会長)のフラワーガーデン=生田8丁目=が団体部門の大賞に輝いた。

 生田大橋付近、五反田川に沿って約70メートルにわたり花々が並ぶフラワーガーデン。花壇前は車が通らない道で、駅に向かう住民や散歩中の人々が行き交う。面積は約100平米。中央の寄せ植えをメインに多様な品種が揃い、年間で約60種類・千本以上が咲く。

 13年前に整備された同花壇で現在、管理をけん引するのは同自治会環境整備・衛生部の堀口貞二三さん(73)。同部で長く活動してきた若林貞夫さん(87)の手ほどきを受けつつ、退職後に手伝い始めて8年目になる。毎日のように花壇に通う堀口さんは、「きれいですね、と声をかけてもらうのが一番励みになる」と笑顔を見せる。

 例年、近隣保育園の花植え・花摘み体験を受け入れるなど地域交流も。自治会として生ごみの堆肥化にも取り組み、14世帯が協力している。一方、課題は人手不足。堀口さんは「他の事例を参考にしながら、私の考えでやっている状況。手伝ってくれる人はいるが、後継者の育成ができたら」と思いを語る。

区内5者入賞

 同コンクールは市内の花と緑の景観を発掘し、市民の緑化意識向上を図ろうと、個人と団体から「自慢の花壇」等を作品として募るもの。今年は3月から4月にかけて受け付け、近年では多い130件の応募があった。現地調査や選考委員会を経て、大賞を含む23者が入賞した。

 多摩区では五反田自治会に加え、団体で飯室谷町会がカラフル・ハートフル賞、個人で金井則夫さん(宿河原)が緑のボリュームアップ賞を受賞。連続努力賞として、生田大谷第2公園花壇作り会と田中和雄さん(宿河原)も選ばれた。

花壇を手入れする堀口さん=5日
花壇を手入れする堀口さん=5日

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