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公開日:2021.08.20

ブレイクダンス河合来夢さん
パリ五輪へ思い刻む
東京・閉会式 国旗持ち入場

  • 県の点火セレモニーに参加した河合さん(6月30日)=IAM提供

 南生田の県立百合丘高校出身で、2024年パリオリンピックの新種目・ブレイキン(ブレイクダンス)に照準を合わせる「Ram」こと河合来夢(らむ)さん(20)=川崎区在住。8月8日、東京オリンピックの閉会式冒頭の日本国旗入場に携わり、志を新たにした。

 東京・国立競技場で行われた閉会式。河合さんは、柔道男子60キロ級金メダルの高藤直寿選手ら6人で日の丸を持って入場した。「画面越しで見ていたメダリスト3名にもお会いすることができ、素直にうれしい。同時に、周りの協力も得ながら自分の足でパリ五輪に行き、この方たちと同じ景色を見たいと強く思った」と河合さん。「ライブ中継などで、さまざまな競技で日本選手が戦っている姿や、閉会式で表彰台に立ちメダルをかけている選手を見て、パリ五輪に向けた自分の気持ちが今まで以上に強く刻み込まれた」と胸中を明かす。

 3年後のパリ五輪で、新たな競技として初実施されるブレイクダンス。5歳からブレイクダンスを始めた河合さんは、2018年夏季ユース五輪の新種目だった同競技で、女子個人と男女・国混合の2冠を獲得している。「私がパリ五輪に行って金メダルを獲得して帰ってきたい」

トーチキスも参加

 東京五輪開会に先立ち、神奈川県は6月28日から30日まで聖火リレーを行う予定だったが、コロナの影響で公道走行が中止に。代替措置で、聖火ランナーが灯火をつなぐ「トーチキス」を行う点火セレモニーに変更された。河合さんは30日、川崎市のランナーの一人として横浜市内でのセレモニーに参加していた。

 閉会式とあわせ、河合さんは「それぞれ本当に貴重な体験をさせてもらった。五輪関係者や私に関わってくれている全ての方々のおかげ。本当に感謝の気持ちでいっぱい」と思いを表した。

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