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多摩区版 公開:2021年10月29日 エリアトップへ

専大生 地域通貨、普及へ奔走 11月「たま楽市」を後押し

コミュニティ経済

公開:2021年10月29日

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(右から)本多さん、松田さん、奥津さん、小井土さん
(右から)本多さん、松田さん、奥津さん、小井土さん

 多摩区内のボランティア活動等で活用されてきた地域通貨「たま」。利用や周知の場となるイベント「たま楽市」が11月13日、枡形で開催されるにあたり、専修大学生田キャンパスの学生が企画運営に参加。「たま」が持つ助け合いの精神を広めようと、学生目線で新たな仕掛けに取り組む。

 地域通貨「たま」は助け合いやつながりを生み出す仕組みとして2007年から流通。運営委員会や団体会員が主催する催しでボランティア等をすると、お礼として「たま」をもらうことができ、約60の登録店などで利用可能となっている。

 運営委員の本多正典さんは、専修大に接する大谷自治会の会長。自治会としても5年前から「たま」の団体会員だが、普及の難しさを感じていた。同時に「自治会内に学生が約50人住んでいるが関わりがない」と学生の地域参加を模索する中、縁あって専修大のキャリア支援「リーダーシップ開発プログラム」と連携。2年ぶりのたま楽市開催へ、学生の力を借りることになった。

謎解きで理解深め

 今年度のプログラム内で学生6人がチームを組み、7月に始動。毎週会議を重ね、地域通貨の事例調査や「たま」登録店への聞き取りを行った。店舗を回った松田敬充さん(2年)は「『たま』の認知度が低いことが分かり、広報している店主も少なかった」と語る。

 たま楽市に向けた仕掛けとして、同チームは謎解きを交えたスタンプラリー「たまンプラリー」を考案。10月30日から当日まで、地域の対象店舗で謎を解きスタンプを集めると、たま楽市で景品がもらえる。「普及させるだけでなく、謎解きをしながら『たま』の助け合いの心を知ってもらいたい」と小井土璃空さん(1年)。小学生にも多く参加してもらおうと、台紙は枡形こども文化センター等で配布する。

 11月13日の会場は生田根岸跨線橋下公園(枡形5の16)、午前11時30分から午後3時まで。過去のたま楽市と同様に手芸品や菓子など出店が並ぶほか、学生主体でキックボウリングも企画した。「世代を問わず気軽にコミュニケーションをとれる場になれば」と奥津里花さん(2年)。本多さんは「学生が本当に思っていた以上のことをやってくれて、大いに期待している」と激励する。

(問)「たま」事務局【電話】044・872・9325

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