登戸土地区画整理事業に伴う空き地活用やにぎわい創出のため、小田急電鉄と川崎市が事務局となり昨夏から進めてきた「登戸・遊園 ミライノバ」。2年目を迎え、協力者や地元団体、企業らが自由に語り合う場を設けようと、6月29日に第1回「オープンミーティング」が開かれた。
「ミライノバ」では、小田急電鉄と市が管理する登戸駅そばの空き地を活用し、定期的にキッチンカー等が出店する「イツモの日」を継続。昨年11月には登戸2号線付近でイベント「ハレの日」を開催し、地域活性やテナント出店につながる取り組みを広げてきた。
今回、「まちに開かれた会議」として区画整理事務所で初開催されたオープンミーティングには、事務局を含め約50人が参加。ミライノバの説明や協力団体・企業の活動紹介、参加者交流会が行われ、芝生調のゆるやかな空間で思いを交わした。
活動紹介で、駅前にキッチンカーを出店して1年になる「ALOHA BABY」の小泊貴紀さんは「少しでもここに住んでよかったなと思ってもらえるように。災害時に頼れる場にもなれたら」と発信。昨冬から毎週水曜に空き地で親子の遊び場を開いている「たまくママのわ」の中村ふみよさんは、「今では来てくれたママさんがサポートしてくれている。予約なくふらっと来れる場所が求められていると思う」と現状を語った。
交流会では、区画整理やミライノバへの思いをフリートーク。登戸地区を中心に開発プランニングやテナント誘致を手がける井出コーポレーションの井出喜文社長は「区画整理をやってよかったと思えるように、皆さんと一緒に取り組んでいきたい」と力を込めた。
「ハレの日」実行委が発足
事務局が主催した昨年の「ハレの日」では、芝生広場やキッチンカー、縁日コーナーなどが集まり、約1千人が来場。2回目に向けては地域主体の体制を整えようと、地元商店会らを幹事メンバーとした実行委員会がこのほど発足した。
開催は10月ごろ、2号線周辺を予定する。委員長に就いた区役所通り登栄会商店街振興組合理事長の三平雅美さんは「遊園駅前は完全に更地でゼロの状態。空き地活用の今のアクションが今後のまちづくりにつながっていく」と、オープンミーティングであいさつ。副委員長で登戸そだて隊代表の高山康司さんは「これからのまちづくりのために、皆さんの意見が集まる交流の場がすごく大事」と思いを話した。
ミライノバは区画整理事業完了予定の2025年度までを実験的期間とし、以降は地域の担い手が継続することを想定する。登戸区画整理事務所の武藤智則所長=人物風土記で紹介=は「今のうちに議論を重ねることで、5年後10年後に向けて助走をつけていけるのでは」と期待を寄せる。
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