川崎市内で冠婚葬祭業と互助会を運営する(株)セレモニア(川崎区)が先月20日、児童養護施設すまいる(同)の子どもたちを対象に無料の七五三撮影会を開催した。同社は今後も、市内の養護施設で無料の撮影会を行っていく予定だ。
さまざまな理由で家庭での生活が困難になった児童36人が生活する同施設。この日は七五三の対象者に加え、以前撮影できなかった児童を含め15人が撮影に臨んだ。児童は特設会場で衣装を選び、緊張の面持ちは満面の笑みに。小1女児は「緊張したけどドレスを着られてうれしかった」、小3男児は「袴は着るのが大変だったけど楽しかった」と感想を話した。写真は同社がアルバムにし、好みの1枚を引き伸ばして児童に贈る。
「子どもたちの顔が違う。良い思い出になる」と小川暁美施設長。同施設から感謝状を受けた鈴木康伸社長は「子どもの笑顔は何物にも代えがたい。儀式文化を引き継いでいってくれれば」と思いを語った。
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