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公開日:2022.12.16
向の岡工業高
生田緑地に看板3つ目
「おし沼広場前口」製作
生田緑地南側にある入り口の一つ「おし沼広場前口」に12月12日、県立向の岡工業高校(堰)の3年生9人が手作りの看板を設置した。生田緑地マネジメント会議と同校が連携し、看板の設置は3カ所目となる。
同校建築科の課題研究「出前授業班」として今春から製作。リーダーの廻谷(めぐりや)快人さん(18)を中心に看板の形状やデザインを手掛け、今月完成した。目立たせると同時に自然に溶け込むよう、赤茶色の板2枚に黒文字で「生田緑地」と「おし沼広場前口」を配置。「生田緑地」の左に鳥、右には入り口から近いかわさき宙と緑の科学館のキャラクター・かわさきぷりんをモチーフにしたマークを施した。
主に木材加工を担当した青木達哉さん(18)は、文字部分で糸のこぎりを使い細部まで調整。「9人みんなで話し合って完成。卒業前に自分たちの作った看板を設置できてうれしい」と笑顔を見せた。廻谷さんは「周りになじむ看板になった。作らせてもらい感謝したい」と話した。
人通り多い場所に
生田緑地には約30カ所の入り口があるが、東口と西口以外には元々名称がなかった。市民団体や指定管理者らが緑地運営に参加する「生田緑地マネジメント会議」は、2017年に部会「おもてなしプロジェクト」を発足。19年には17カ所に名称を付けた。
向の岡工業高は昨年1月に「長者穴口」、今年1月に「戸隠不動口」の看板を製作。今回は生徒が看板を付けたい入り口を検討し、人通りが多く目に付きやすい場所を選んだ。鴛鴦沼(おしぬま)自治会の松本勇会長(62)は「入り口が分かりやすくなりありがたい」と感謝。同会議の松岡嘉代子会長(75)は「名前を付けたところから看板につながった。皆さんに周知していきたい」と語った。
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