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公開日:2023.04.07
車座集会
公園の在り方議論
市長囲み、多世代で対話
市政の課題解決に向けて、市長が市民と直接対話を行う「車座集会」の第57回が3月26日、生田出張所で行われた。今回は「公園緑地を支える区民協働の取組」をテーマに、区内の公園愛護5団体のほか、公園に関わる活動を行う団体やボランティアを行う高校生や大学生、活動を支援する団体など15団体19人が参加し、活発な議論を交わした。
多摩区内では2019年9月に東生田会館で「空き家」をテーマに実施されて以来の開催。今回は会員の高齢化や減少、若い世代の活動への参加の少なさなど、公園愛護団体の抱えるさまざまな課題を中心に話し合った。多摩区は愛護会会員の55%が70代以上で全市平均より高く、また、会員減少や負担の偏りが課題であると答えた割合が42・5%と市内で最も高いというデータも区から提示された。
福田紀彦市長は「川崎市内だけでなく、全国的に公園の課題はとても大きくなってきている。良い知恵を出し合い、課題を解決できるよう議論していきたい」とあいさつ。西東京市や横浜市で活動する2団体からは公園活用の成功事例も共有された。
カリタス女子中学高等学校バスケットボール部の生徒は「若い世代で愛護会の活動を知らない人も多い。学校単位で公園整備のお手伝いができたら、多くの人数が参加できるのでは」と発言。登戸第1公園管理運営協議会の川鍋賢昭会長は「近くに保育園がある。若い保育士さんなどを巻き込んでコラボできたら」と展望を語った。
約2時間の車座集会はさまざまな意見が交わされた。藤井智弘区長は「お互いが『知らない』ということが身近にある。いろいろな活動と課題を共有できた貴重な時間だった」と振り返り、「出たアイデアの実践に向け、みなさんと一緒に進めていきたい」とまとめた。
各区を順番に巡り、市長と市民が対話する車座集会は2014年にスタート。当初はテーマを特定せずに幅広く参加者と意見交換を行ってきたが、現在は各区の特徴や市政の課題を踏まえ、テーマを絞って開催している。川崎市のウェブサイトから意見交換の概要が見られるほか、ユーチューブ「川崎車座集会チャンネル」で第1回からの動画が試聴できる。
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