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公開日:2023.12.08
一輪車ソロ演技
岩佐姉妹がそろってV
そよさんは全国5連覇
「全日本一輪車競技大会ソロ演技部門」が11月23日に静岡県で開催され、枡形一輪車クラブ(徳田美江子代表)所属の岩佐そよさん(枡形中3年)が女子中学生の部で、妹・ほのさん(東生田小6年)が小学生の部で、それぞれ優勝を果たし、姉妹でそろって全国制覇した。そよさんは、小学5年生から各年代の1位に輝き、5連覇の快挙を成し遂げた。
小1から同クラブで練習を重ねてきたそよさんは、小学4年生だった2018年に同大会に初出場し5位入賞。翌年に小学生の部で優勝し、毎年頂点に輝いてきた。
中学生最後の大会で「5連覇のプレッシャーもあり、本番前は不安でいっぱいだった」と振り返る。だが、曲が始まると「堂々と楽しく、落ち着いて自分らしい演技に臨むことができた。優勝できてほっとしている」とそよさん。バラードでゆっくりとした曲と一体感のある演技を披露した。片足を上げて流れるようにスピード感を持ってバックで進むなど、高い技術を見せた。表情や目線、目力、指先にまで意識を向けて表現をすることにもこだわったという。「演技フロア全体を存分に使うことでスピード感もあり、観客をひきこむ力を発揮した」と徳田代表は話す。
表現力豊かに
妹のほのさんも小1から同クラブに所属。小学3年生だった20年に同大会に初出場、2位に輝いた。翌21年は入賞を逃したが、昨年は3位だった。「今年こそは優勝するという強い気持ちがあった」とほのさん。初優勝を飾り「技もミスなく、納得した演技ができ本当にうれしい」と笑顔を見せた。アップテンポな曲で、全身を使った表現力のある力強い演技だった。片足を上げる状態で円を描くように回るなど、難易度の高い技を成功させた。体が縮こまってしまい、自信なく見えることが課題だった。だが、首や腕を長く伸ばし、良い姿勢を保ったまま、表情も豊かに最後までやり抜いた。「苦手を克服できた。姉の『上手なのだから、自信を持って』という言葉も背中を押してくれた」と語る。大会前は姉妹で不安感を払拭するために励まし合っていたという。
衣装は曲に合わせ、毎回母親が手作りしている。2人は「仕事が忙しい中で、サポートしてくれる母親に『姉妹優勝』で恩返しができた」と口を揃え、感謝した。
高め合える環境
1994年に同クラブを立ち上げ、指導にあたる徳田代表は「5連覇と姉妹優勝は、初めて。子どもたちの努力が実ってよかった」と思いを述べた。同クラブには、現在小学1年生から30代の社会人まで25人が所属。東生田小学校を拠点に、主に月曜日と木曜日に練習に励んでいる。
昨年の8月には、同大会のグループ演技部門で初の総合優勝を果たした。互いに切磋琢磨し合える環境で、上級生が下級生を育てているのが特徴。徳田代表は「みんなで高め合っていけるのが、枡形一輪車クラブらしさ」と話した。
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