生田と三田で、まちの人と学生が交流する企画を行うサークルの代表を務める 小川 海さん 明治大学理工学部建築学科在学 22歳
地域と一緒に、深く長く
○…建築学科の学生を中心に活動するサークル「MIA」の代表を務める。まちの人と学生が気軽に交流する場作りを行い、三田にあるカフェで、カレーを提供する企画を昨年4月から定期開催している。「老若男女問わず、人が集まる場になっている」と笑顔を見せる。さまざまな人たちから聞いた三田や生田のおすすめスポットを地図にまとめ、展示する新しい企画に向けて準備を進める。「長く住んでいる人にも『こんな場所があったんだ』と驚いてもらえたら」と意気込む。
○…「レゴブロック」が大好きな子どもだった。「組み立てて、形になるのが楽しくて」と振り返る。手先が器用な母親の手作り玩具も多かった。自然と興味を持ったものづくり。「将来を考えたとき、建築という道に進むことがすとんと腑に落ちた」と明治大学に進学、学びを深める。
○…コロナ禍は、オンライン授業がほとんど。地域に入り込んだのは、3年生からだ。「建築の知識を学ぶだけではなく、実践してみたくて」と活動を始めた。地域の人たちと話しながら、よりよいまちづくりとは何か、思いを巡らせる。次第に信頼関係も生まれ、してほしいことや意見を求められるようになった。「頼ってもらえるようになってきたのは、純粋にうれしいですね」
○…趣味は本屋巡り。店主らと会話も楽しむ。「セカンドライフは、小さな本屋を持ちたい」と夢を口にした。本を通じ、人と人が交流する居心地の良い空間を作りたいのだという。近い将来は建築に関わる職業を目指す。どんな関わり方ができるかは模索中だ。サークルに対し「卒業後も活動が続いてほしい。すごいイベントを1回やるより、地道に長くやることが大切」と凛とした表情で思いを語った。
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