多摩区・麻生区 人物風土記
公開日:2026.04.10
あさお和凧の会の会長に就任した 中林 勝洋さん 麻生区虹ヶ丘在住 82歳
無心になれる経験を
○…「自ら作った世界でただ1つの和凧が大空で悠々と泳ぐ楽しさ、喜びを多くの子どもたちに伝えたい」。設立から10年、節目に前会長から託された思いを口にする。新万福寺町内会の人たちで立ち上げ、区内の小学校や、こども文化センター、地域の寺子屋などで子どもたちに和凧づくりを続ける同会。その活動は成長しつつあるが、まだ通過点。「1カ所でも多く教室を増やしたい。麻生区全域をカバーしたい」と拡大に向けた意欲を燃やしている。
○…和凧づくりとの縁は、自身のルーツに根ざしている。出身は良質な竹の生産地の熊本県菊池市。子供の頃から竹工作が日常的な遊びだった。そんな幼少期に培った竹を扱う感覚を知っていたことが10年前の和凧づくり講習会の門を叩かせ、今につながる。また麻生区は「郷土に似ている」とも。「森の温かさに囲まれ、竹細工や竹馬に無心になっていた」あの頃。技術や楽しさももちろんだが、その良き思い出こそが伝えたいこと。
○…かつては警視庁の警察官。交通機動隊白バイ隊員として最前線で職務にあたった。反戦運動やあさま山荘事件など昭和激動の時代。「昼夜の区別なく、土日も帰れなかった」と振り返る。45年務めあげ、危険業務従事者叙勲も受けた。趣味は妻と楽しんできた軽登山。60歳くらいまでは「結構いっていた」と話す。また東北出身の妻に「足腰だけでなく、芯が強い」と賛辞を送る。
○…地域活動は警察官時代の激務の反動。定年後は、運動普及推進員や食生活改善推進員を務め、現在も公園ボランティアとして里山学習などに貢献している。今回の同会会長も「地域、麻生区のための恩返し」と引き受けた。世のため人のため。若かりし頃の警察官の姿と重なった。
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