多摩警察署生田交番(生田8の7の3)が3月31日、廃止となる。
同交番は1972年、県有地である現在の場所に敷地面積45平方メートルで建てられた。生田1〜5、7、8丁目、三田1〜5丁目、東三田1〜3丁目、枡形1、4〜7丁目を管轄し地域に親しまれてきた。同署によると、事件事故の発生状況、生活環境の変化、施設の老朽・狭あい化などを踏まえ検討した結果、県内の交番などを計画的かつ適正に配置する目的で策定された神奈川県警察交番等整備基本計画に基づき、廃止が決まったという。
同署管内にある交番の廃止は初めて。この廃止により交番は9カ所となる。同交番の管轄区域は今後、向ヶ丘遊園駅前、読売ランド駅前、長沢の各交番が分割して担当する。長沢交番は老朽化のため昨年5月末に一時閉鎖し、現在は建て替え工事中。同署では「4月中旬以降に再開する予定」としている。加えて、4月から新たに同署に配備される車両型交番「アクティブ交番」を生田交番管内の商業施設や学校などに設置し、駐留や警戒にあたる。同署担当者は「生田交番の管轄は周囲の交番でカバーし、さらに住民の不安を解消するためアクティブ交番を導入する。勤務員が減ることはないので安心してほしい」と話している。
同交番の解体時期や跡地利用は未定。多摩区内の他の交番は現状、統廃合の予定はないという。
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