多摩区・麻生区 文化
公開日:2026.01.09
市地域文化財
民家園の石敢當など34件
多摩区は4件
川崎市教育委員会はこのほど、第8回市地域文化財34件を決定した。
市地域文化財顕彰制度は、市が2017年に創設。法的な文化財としては指定・登録されていないが、地域の生活や風土に根ざして継承された建造物や民俗文化などを市民が推薦し、市の審議会を経て市教委が地域文化財として決定する。
今回加わったのは、有形文化財9件、有形民俗文化財22件、無形民俗文化財1件、記念物2件の計34件。多摩区4件、川崎区1件、幸区6件、中原区3件、高津区13件、宮前区7件で、累計298件となった。多摩区の4件は以下。
▽日本民家園の石敢當(2基)有形民俗文化財
石敢當とは道端に置く魔除けの石で沖縄で多く見られる。1959年に数度の台風で甚大な被害を受けた沖縄諸島へ川崎市は義援金を贈った。石敢當は、琉球政府からその返礼品として贈られたもの。近代から現代までの川崎と沖縄の交流を伝える文化財。日本民家園の開園中は見学可。要入場料。
▽長尾の天然氷づくりの鋸・鉤(2点)有形民俗文化財
1882年頃から1921年頃まで、多摩丘陵の北側に氷場をつくり、夏場に東京市中へ出荷していた。東京近郊で地形を生かした天然氷づくりの記憶を伝える文化財。学校保管のため、一般非公開。
▽長尾の果樹栽培道具(一式)有形民俗文化財
かつて多摩区の長尾地区で盛んだった多摩川梨や宿河原桃の栽培道具。往時の特産品を知ることのできる文化財。学校保管のため、一般非公開。
▽栗谷囃子 無形民俗文化財
栗谷地区に継承される祭囃子で江戸時代から同地に伝わるという。仰向けに寝て足先で人形を操る「足踊り」が珍しい。須賀神社や杉山神社の祭礼などで披露される。
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