今年度から中原市民館の館長を務める 岩瀬 正人さん 川崎区在住 55歳
「絆深める出会いの場に」
○…「市民館の周りはタワーマンションがずらり。街も人も活気があり、新しさと歴史・伝統が融合する魅力溢れる街ですね」と中原区の印象を語る。区制40周年の今年、市民館が主催する企画の一つが来年2月に開催予定の”なかはらミュージカル”。区の変遷や人々の交流などのテーマを脚本とするもので「当初は応募があるか心配だった」というが、集まった数は約80。「小学生から多くの応募があったことが特に嬉しかった。ぜひ成功させたいですね」と意気込む。
○…「生まれた街で地域貢献したかった」と川崎市役所に入庁。公共政策、統計、総合企画など市役所内での勤務が主だったが、3年前に宮前市民館の館長に就任した。「街の雰囲気を肌で感じ、市民の皆さんと直接触れ合えるのはとても新鮮でした。やりがいを感じましたね」と”現場”の楽しさを知った。その気持ちが伝わったのか、この3月に中原区に異動する際、市民館を利用していた宮前区民から花束が贈られた。「花束を頂くなんて結婚式以来。この仕事をやってきて良かったと思えた瞬間でした」と感慨深げ。
○…母と夫人の3人暮らし。野球少年としても育ててきた息子2人は既に独立し、「厳しい時代だが頑張ってほしい」とエールを送る。趣味は、旅行や音楽鑑賞、カメラなど豊富。中でも音楽は、200枚を超えるレコードをはじめテープやCD等、ひと部屋を埋めるほどに。「もはや、聴くというよりは集めている感じ。死ぬまでには全部聴き返したいですね」と苦笑い。
○…目指すは、出会いの場として人の絆を深められる誰もが利用しやすい市民館。「一人よりも仲間を作ることで、人生はより豊かになり生活にもハリが出る。市民館での講座などをきっかけにして、多くの人が幸せになることを期待したいですね」と話す。職員にも伝えているモットーの”一生懸命”で、中原区民のために汗をかくつもりだ。
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3月29日
3月22日