中原区版 掲載号:2012年10月19日号
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中原警察署で講演を行った作家 北方 謙三さん 中原区在住 64歳

人間は心。それを忘れない

 ○…防犯意識を高めるため中原署で行われた「安全・安心まちづくり旬間」出陣式。区内在住の作家としてゲスト講演を行った。テーマは「警察に期待するもの」。日常で感じたことから、「警察官は話しかけることで信頼される。中原を愛することは土地の人を愛すること」。一人の区民として呼びかけた。その上で、「何が大切なのか考えて接してほしい。人間は心。まずはそれを忘れないこと」と訴えた。

 ○…1947年佐賀県生まれ。20歳で作家を志し、3年後に学生作家としてデビュー。だが、最初の10年間はまったく売れなかったという。「でも、その期間に人生を賭けてた。才能が無くても同じ場所で10年我慢すれば何かできる。やったという事実だけで深みを得られるし、継続が必要」と書き続けた。81年発表のハードボイルド小説デビュー作『弔鐘はるかなり』が転機となり、ヒット作を続々と生み出し人気作家となった。歴史小説も数多く発表。全19巻の大作『水滸伝』は06年に司馬遼太郎賞を受賞した。現在は水滸伝シリーズ50巻刊行に向け、続編の『岳飛伝』の執筆など精力的に活動を行っている。

 ○…小学生の時に中原区へ転居。当時を「田んぼだらけだった」と懐かしむ。マンションが立ち並ぶ現状は「良いこと」としながら、「この街がマンションの質を決めていく。新しく来た人が昔から住んでいる人とどう融合するか。コミュニティが大事だよ」。ハードではなくソフト。人を描いてきた作家らしい目線で成長する中原区を見ている。

 ○…「趣味ではない」が数えきれないほど多くの国に行った。「海外に行くことは感性の運動。感性をみずみずしくしておくと、作品のことを考えなくても言葉が出てくる」。作家として大切にしていることは「ない」と即答。「というか、そんなことを考える余裕がないぐらい夢中になって書くことだよ」と目を細める。その表情は力強さと経験に培われた優しさに溢れていた。
 

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