川崎市学童軟式野球大会(川崎市少年野球連盟主催)で、5年生以下によるジュニア大会の決勝が10月18日に行われ、中原区代表の中原ファイブスターズJr.が優勝を決めた。新型コロナウイルスの影響で練習時間が限られた中、チームの連携を深め勝利につなげた。
市内7区の代表チームによるトーナメント戦の初戦、中原ファイブスターズJr.は幸ジュニア(幸区)に11対1のコールド勝ち、準決勝では北部レインボーズJr.(多摩区)に2対1で接戦を制した。決勝では高津インフィニティ(高津区)を9対4で下し優勝を決めると、選手らは仲間と喜びを分かち合った。松野岳博監督(47)は「普段は一緒にプレーしていないメンバーだけに、守備や走塁などの連携プレーを重視してきた。しっかり結果を出してくれた」と目を細めた。
チームに一体感
メンバーは、区連盟に加盟する25チームの5年生約140人の中から選考を通過した20人。新型コロナによる自粛で、初めて練習で顔を合わせたのは大会まで約1カ月に迫った9月上旬だった。全体練習はわずか4日間と限られる中、主将を任された大桑宙さん(井田小)は「チームのみんなと積極的に話し合いました」と強調。試合でも率先して声を出し仲間を鼓舞した。準決勝でサヨナラ勝ちにつなげる三塁打を放った副主将の渡辺暁之さん(今井小)も「みんなが応援してくれたから打つことができました」と仲間に感謝。同じく副主将で1番打者としてチームをけん引した能村悠太郎さん(大戸小)は、ライトフライをダブルプレーにする好守でチームを盛り立て、「みんなのおかげ」と振り返った。
松野監督は「少ない時間の中で、選手一人ひとりが連携を意識し、チームとしての一体感が生まれていた。とても頼もしかった」と称えた。
区連盟の秋季大会が11月1日から始まる。仲間は再びライバルとして、互いを高め合っていく。
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