神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2021年4月16日 エリアトップへ

こすぎの大学 対等な学び重ね 100回 地域の仲間づくりを促進

コミュニティ社会

公開:2021年4月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
カードを見せ合い無言で自己紹介する参加者
カードを見せ合い無言で自己紹介する参加者

 武蔵小杉に関わる人々が自主的に学び合う「こすぎの大学」が4月9日、100回目のワークショップを開催した。8年前から月1回開かれ、これまで延べ3334人が参加。テーマごとに講師役と生徒役が入れ替わる仕組みが交流を生み、参加者同士の対等な関係を育んできた。

 「こすぎの大学」は、学びを通して多世代や地域で交流し、街の魅力発見や新たな価値創出につなげる目的で2013年にスタート。武蔵小杉に関心ある人たちが毎月第2金曜日に集まりワークショップを行ってきた。

 節目となる100回目は、オンラインと合わせて50人が参加。開催会場では、感染予防のため自己紹介カードを無言で見せあいワークショップがスタートした。登壇したのは同大学代表で、地元で老舗メガネ店を営む大坂亮志さん。経営者の視点や考え方を講義した後、これまでの同大学の活動を振り返った。100回続いた秘訣について運営側も参加者も「無理しない」方針をあげ、講師と生徒が入れ替わることで互いに学び合える「フラットな関係性」の大切さを説いた。

 区内在勤で、この日初めて参加したという矢野伸さん(34)は「会場の雰囲気が良く居心地が良かった。内輪でもなく、上下関係もなく、参加しやすい。また来たい」と話した。

 これまでに開催された人気講座は、スポンジの刀を片手に戦う「大人のチャンバラ合戦(110人参加)」や当時、川崎フロンターレのプロモーション部長だった天野春果さんを講師役に招いた回(91人参加)など。テーマごとに参加者を募るため気軽に参加できる仕組みも好評。また、「部活動」と称した課外活動には、酒を楽しむハイサワー部や父親同士が学び合うパパ部など、趣味を生かした仲間づくりにもつながっている。

 運営を担う事務局の岡本克彦さんは「多くの人に参加してほしく、入りやすくて抜けやすいことを心掛けてきた。他エリアのコミュニティ運営にも役立ててもらえるよう、ノウハウをウェブサイトで公開している。地域の仲間づくりに役立ててほしい」と話した。

中原区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

救急隊、日中に増設

中原消防署

救急隊、日中に増設

到着時間の短縮めざす

4月12日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook