NEC玉川プロボノ倶楽部でリーダーを務め、地域連携のため奔走する 川本 文人さん 千葉県在住 57歳
ボランティアの喜び、つなぐ
○…「コロナ下こそ、社員の持つパソコン技術を生かした支援ができると考えた」。仕事のスキルを生かしてボランティアに取り組む「プロボノ倶楽部」のまとめ役として、在宅ワーク中だった昨年7月に地域への声がけを強化。持ち前の行動力を発揮し、市や区と連携を進めた。パソコンなどの電子機器類が苦手でオンライン環境をうまく構築できない市民団体と、ボランティア活動をしたい社員を繋げるために社内外を奔走した。
○…プロボノへの依頼はSNS活用アドバイスやビデオ会議の準備方法、動画・音楽編集などを支援してほしいというものが多かった。そこで、相応しいパソコン知識やIT技術を持つ社員とマッチングを図り、依頼先ごとにチームを発足。半年間の取り組みで社内外から感謝の言葉が届いた。「ITやICTだけで全ての社会課題は解決できない。今後も仲間とともに現場である地域社会に関わりたい」
○…東京都出身。小学生の頃は「自転車で知らない場所に行くのが好きだった」。多摩川サイクリングコースを駆け抜け、調布から羽田へ向かったことも。学生時代は電気街で電子パーツ店巡りを楽しみ、パソコン黎明期にNECに就職。デジタルサイネージ事業や事業場内の保育園設立などに携わった。「時間や場所を創意工夫して、誰もやったことのない領域に挑戦するのが好き」
○…ボランティア活動はプロボノだけにとどまらない。現在のライフワークであるトライアスロンで、選手だけでなく審判としても参加。東京マラソンの警備や災害ボランティアなど数々の奉仕を繰り返してきた。「ボランティアをすると自分が生き生きするのを感じる。人に喜ばれると自分も嬉しくなるのを多くの人に知ってほしい」
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4月19日
4月12日