川崎市子ども会連盟野球大会の決勝戦が8月1日、等々力球場で行われ、下小田中第一武蔵野球部が初優勝を果たした。練習で磨いた打撃力で、決勝戦は11―4で圧勝。各区予選大会に出場した市内120チームの頂点に輝いた。
70回目の節目となった今大会。昨年改築工事が完了した等々力球場で、2日間にわたり決勝トーナメントが行われた。
下小田中第一は初戦、下作延第2町会(高津区)を7―6で下し、2回戦へ。富士見台ウルフ(宮前区)に10―6で勝利し、決勝戦へと駒を進めた。決勝の対戦相手は栗木ジャイアンツ(麻生区)。序盤から1点の取り合いが続いたが、3回裏に8点をあげた下小田中第一がリードを守り切り、11―4のコールド勝ちとなった。主将の能村悠太郎選手(大戸小6年)は「目標達成できて、めっちゃうれしい。チームの打線がつながって自分たちの野球ができた。みんな、自粛期間中も自主練していたから打てたと思う」と話す。
同部は大戸小の児童らを中心としたチーム。週末に大戸小グラウンドや多摩川河川敷で活動している。笹沼知之監督(53)が評価するのは、平日の放課後に選手らが自主的に行うバッティング練習だ。中心選手が集まって、バドミントンの羽を打つなど工夫を凝らし、個々のスキルアップに励んできた。
中原区の代表チームが同大会で優勝したのは、1980年に行われた第29回大会の「東新」以来、約40年ぶり。
横浜銀行杯初出場へ
下小田中第一は先月、相模原市などで行われた神奈川県少年野球連盟学童部が主催する県大会でも初の準優勝を果たしている。この上位大会として、県内各地区で優勝した42チームが参加する横浜銀行カップへの初出場が決まっている。笹沼監督は強さの秘訣を「向上心のある子が多い」と分析。横浜銀行カップについては「初出場なので一つ二つでも勝ち進みたい。みんなで協力して楽しくプレーできたら」と話した。
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