神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2021年8月20日 エリアトップへ

区内を拠点に、ハンドボールの普及に努める 光武(みつたけ) 勉さん 上小田中在勤 41歳

公開:2021年8月20日

  • X
  • LINE
  • hatena

「勝敗以外の大切さ」胸に

 ○…地元で受け継がれてきたハンドボールの輪を広げるため全精力を注ぐ。中学時代の恩師と立ち上げた教室「川崎ハンドボールアカデミー」では、児童に技術指導や人間性の成長を促し、クラブチーム化も目指す。今年4月には、保護者や関係者から寄付を募り、練習場の新城小学校に専用ゴールを寄贈した。「中原区周辺は経験者が多いし、自分を育ててくれた競技に恩返ししたくて」

 ○…少年時代は体操好きで、鉄棒の大車輪、校内でバック転などに興じた。宮内中では体操部がなかったためハンドボール部へ。顧問から「将来サーカスをやれ」と評されるほどの跳躍力と身体能力を発揮し、県選抜入りを果たすと、全国屈指の強豪・横浜商工高校に特待生として入学。インターハイで優勝、得点王にも輝いた。国士舘大を経て実業団への道も考えたが、「自ら何かをしたい」と模索し後進育成に照準。競技を通じ、津波で家を失った小学生、白血病と闘う高校生ら選手を励ます企画を行ってきた。その真摯な姿勢に、協力者は全国に広がる。

 ○…ハンドボール店を経営。元実業団選手の妻と3児の子育てにも励む中、今年4月に突如、くも膜下出血で倒れた。「家族は死を覚悟したみたい」。約1カ月の入院中、仲間から数多くの見舞いが寄せられ、周囲への感謝を再認識。白血病で他界した高校生に思いを馳せ、ドナー登録を動画で呼びかける企画も。

 ○…気掛かりなのは、「レギュラーになれないから」と好きな競技をやめてしまう子ども達。「そんな理由で諦めてほしくない。プロになれるのなんて一握り。勝ち負けだけじゃない、純粋な楽しさや仲間の大切さも伝えたい」。夢は川崎に専用アリーナを置くこと。多くの仲間と、子ども達の未来を思い描く。

中原区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月19日

佐藤 智宏さん

第58代目の中原警察署長に、3月19日付で就任した

佐藤 智宏さん

区内在住 56歳

4月12日

トニー クルーズさん

火災予防ポスターをデザインして中原消防署から感謝状を贈呈された

トニー クルーズさん

新丸子東在住 53歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

高津区在勤 32歳

3月29日

小林 規一郎さん

「100Kmウォーク」のイベントを企画した、ブレーメン通り商店街青年部長

小林 規一郎さん

木月在住 48歳

3月22日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

幸区在住 20歳

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook