神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2021年11月19日 エリアトップへ

平間小 CO2濃度、影響を検証 3者連携で実証実験

社会

公開:2021年11月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
実験に意欲をみせる児童と各代表者
実験に意欲をみせる児童と各代表者

 平間小学校(佐川昌広校長)は、教室内の二酸化炭素(CO2)濃度を計測し、児童への影響を検証する実証実験を始めた。再生可能エネルギー事業を手掛ける(株)UPDATER(以下UP社/大石英司社長)の空気質計測器を使い、閉め切りがちな冬場の室内環境を可視化。児童の健康管理などに生かしたい考えだ。

 実験は、UP社から提供された計測器を校内全ての教室に設置し、児童自ら空気の状態を確認。暖房を利用する季節を迎え、CO2濃度が児童の生活や学習面に与える影響を調べ、保護者とも共有する方針という。期間は来年11月までの1年間。佐川校長は「コロナ流行以降、教室の密集状態を心配する保護者も多く、環境面への関心が高まっている。児童も意識することで、当校が取り組むSDGsや脱炭素にも生かせたら」と話す。

 昨年の「ジャパンSDGsアワード」で同校が特別賞、UP社が内閣総理大臣賞を受賞した縁から今回の連携が実現。大石社長は「公立小と企業のこうした実験は全国初だと思う。CO2が高いと眠気を催しやすく、濃度1000ppmを超えると感染リスクも高まる。この実験を通し、多くの人に知ってほしい」と思いを込める。

バスケ選手寮にも

 同じくSDGsを推進する(株)DeNA川崎ブレイブサンダース(元沢伸夫社長)も、選手寮に計測器を設置するなど実験を後押しする。元沢社長は「感染症対策をはじめ体調管理には選手も敏感になっている。一緒に計測していくことで児童に身近に感じてもらい、スポーツ界にもこの取り組みを広げていけたら」と期待を込める。

 同校で11月11日、計測器の寄贈式が行われた。大石社長から計測器を受け取った保健委員会の脇虎大朗さん(小6)は「教室の空気環境を意識し、CO2濃度が高い時には窓を全開にして換気したい。『PM2・5』も測れるというから試してみたい」と話した。

中原区版のトップニュース最新6

「緑化フェア」春開催始まる

川崎市市制100周年事業

「緑化フェア」春開催始まる

3月22日から3会場で

3月21日

「アル子ちゃん」で活性化

新名商店街

「アル子ちゃん」で活性化

横断幕や貸し店舗に利用

3月21日

「飯田遼シート」大好評

川崎BT

「飯田遼シート」大好評

ひとり親家庭の招待企画

3月14日

「ブロックの世界楽しんで」

井田中ノ町安藤さん

「ブロックの世界楽しんで」

あす、幸区で初の展示会

3月14日

平日休み可「親子体験を」

川崎市立学校

平日休み可「親子体験を」

新年度スタート「ホリスタ」

3月7日

在宅避難 認知度は7割

武蔵小杉駅周辺タワマン

在宅避難 認知度は7割

区が調査 防災対策へ活用

3月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月21日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年3月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook