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中原区 トップニュース社会

公開日:2022.03.25

綱島街道「こ線橋」
4車線化、28日から
工期14年、渋滞緩和へ

  • 完了間近の拡幅工事=3月19日撮影

 綱島街道(東京丸子横浜線)上丸子こ線橋を含む290メートル区間の4車線化工事が完了し、3月28日午後2時から使用開始される。市とJR東日本が工事施工協定を結び、2008年4月に着工してから約14年。綱島街道の丸子橋付近から市ノ坪交差点までの渋滞緩和が期待される。



 慢性的な渋滞解消を目指し1998年度から事業に着手し、整備を進めてきた綱島街道の拡幅工事。南武線をまたぐ上丸子こ線橋部分は4車線化が遅れていた。このため朝夕のラッシュ時は横浜方面から同こ線橋を越えたところにある交差点と、その先にある上丸子小学校前の交差点の約100メートルの区間に慢性的な渋滞が発生。市の担当者は「丸子通1丁目地区から木月地区まで(約940メートル)が4車線化することで、車の流れがスムーズになりCO2(二酸化炭素)削減などの環境改善も期待できる」と話す。



 同こ線橋は当初11年度の完成を目指していたが、掘削作業の遅れや周辺路線への安全確保、旧基礎の杭や硬質地盤など地中障害物の撤去に時間を要したことなどを理由に工期を再三延期してきた経緯がある。



 当初4年の工期だったものが10年以上に長引き、事業費は53・3億円から倍以上の110億円にふくらむ。



 綱島街道と同こ線橋を車で通行する機会が多いという区内在勤者は「朝夕のピーク時に限らず時間帯によっては混んでいることが多い場所なので、これから4車線化することでどれぐらいの渋滞緩和になるか注目している」と話した。

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