川崎市まちづくり局は6月1日、JR横須賀線武蔵小杉駅に新設される改札口とアクセスルートを公表した。駅周辺や駅構内連絡通路の混雑緩和対策が目的。2023年度内の供用開始を予定している。
横須賀線ホーム北側(東京方面)に設置される新改札口は、NEC玉川事業場に隣接させ、平屋建て鉄骨造で駅務室も併設。東急線と横須賀線を乗り換える乗客を分散し、南武線口(北改札)からの利便性を図る。
新改札口から東口駅前広場までのアクセスルートは全長約130m、幅員約4mの歩行者専用道路。横須賀線と東海道新幹線の下や、東京丸子横浜線高架下を通り抜ける。JRの担当者は「東急線との間を結ぶ既存のルートよりも距離が短くなる」と話す。
JR南武線と横須賀線を合わせた武蔵小杉駅の1日あたりの乗降者数は約18万人(20年度)。
中原区の5月1日現在の人口は26万4839人で、大規模開発が始まった14年前と比べ5万2千人ほど増え、今後も駅の混雑が懸念される。30代男性は「朝のピーク時は(改札を通ってから)動くスロープまで行列ができるし、これからの季節は暑さもこたえる。早く混雑が緩和されるといい」と話した。
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