中原区 トップニュース社会
公開日:2022.09.16
NECプロボノ倶楽部
「ペットと共生」へ一役
課題解消めざし初企画
仕事のスキルや専門知識を生かしてボランティアに取り組む「NECプロボノ倶楽部」が、ペットと共生する街づくりを目指し、10月9日(日)にイベントを初開催する。保護犬・猫の活動をするNEC社員からの発案で、中原区からペットを取り巻く社会課題の解消やコミュニティーづくりを進めたい考え。
ペットを取り巻く環境は変化している。川崎市によると、一般的に少子高齢化や世帯数の減少などの社会情勢の変化に伴い、家族の一員として動物を飼う家庭が増加する一方で、動物の遺棄や虐待、不適切な飼育による近隣への迷惑行為など、さまざまな問題が発生。市では特に多数飼育により飼い主が困難になるほど繁殖してしまう多頭飼育崩壊が問題となっており、独自のチラシを作り啓発している。他にもペットのふん尿や騒音などが理由の相談電話も多く、しつけやマナーの問題も多い。
今回、イベントを発案した営業部門に所属する守矢優衣さん(26)は、保護犬を飼育しながら、ボランティアにも携わり活動している。その中から、多頭飼育崩壊や殺処分、虐待などの社会課題の深刻さを知り、解消に向けて少しでも力になりたいと考えていた。中原区在住の守矢さんは普段の生活で、マナーやしつけを起因としたトラブルも増加していると感じていたという。
イベントは「ペットフレンドリー」と題し、犬・猫と人の幸せな共生をコンセプトに企画した。NPO法人による犬との触れ合い体験会をはじめ、飼い主向けアプリ・ワンパスを使ったしつけ講座、ポスターで紹介する保護犬・猫の譲渡会、川崎市動物愛護センターによるパネル展示も予定している。
守矢さんは「犬猫も飼い主も、ペットを飼ってない人も、みんなが安心安全に楽しく暮らせることが共生だと思う。地元の中原区をそうした街にしていきたい」と意気込みを語った。
時間は午前9時から3時30分。会場はNEC玉川事業場公開空地(下沼部1753)。入場無料。雨天の場合は16日(日)に延期。
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