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公開日:2023.02.24

「人生の最期」考える機に
看護師有志が交流会

  • 左から市看護協会の堀田彰恵会長、おせっかいナースの会の吉田香さん、藤井真樹さん、阿部弘子さん、吉岡千恵子さん

 人生の終盤を自分らしく生きるために大切にしたいことを考えてほしいと、市内の看護師有志が企画した交流会が、3月25日(土)に開かれる。自分の最期を考えるカードゲームを体験しながら、一緒に人生を充実させるヒントを見つけたいとしている。

 交流会を企画したのは、藤井真樹さん(45)を中心に、吉田香さん(32)、吉岡千恵子さん(48)、阿部弘子さん(45)の4人。それぞれ、市内の病院や訪問看護事業所などで働く看護師だ。多くの終末期の患者と関わる中で、人生の終わりに患者が何を望み、看護師として何が出来るのかというもどかしさを感じるようになったという。藤井さんは「コロナ禍で自分の大切な人がいつ亡くなるかわからない状況になり、人生の最期にどうありたいかを考える大切さを伝えたい」と思いを強くしたという。川崎市看護協会の堀田彰恵会長に相談したことがきっかけで、協会の後押しも加わり、昨年10月に4人で「おせっかいナースの会」を結成。「話しづらい人生の最期のことですが、程よいおせっかいでお役に立てれば」と交流会の準備を進めてきた。

 交流会では、病気で余命半年と伝えられた「もしも」の時に大切にしたいことを考える「もしバナゲーム」を体験する。「敬遠しがちなテーマですが、誰にも必ず訪れる。ゲームを通じて対話の場を作り一緒に考えていきたい」と4人は声をそろえる。

 交流会は、川崎市ナーシングセンター(今井上町1の34・3F)で、午後1時から3時。参加無料で定員20人、予約制。申し込み・問い合わせは、メールで、おせっかいナースの会【メール】osekkai-nurse@googlegroups.com。

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