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中原区 トップニュース社会

公開日:2023.12.01

キングスカイフロント
最先端医療の研究拠点
市、大和ハウスと連携し

  • 関係者によるテープカットが行われたセレモニー=大和ハウス工業提供

 生命科学や環境分野で最先端の研究機関が集積する国際戦略拠点「キングスカイフロント」(川崎区)で整備されていた「殿町プロジェクト」が完成し、このほど、関係者によるまちびらきセレモニーが開かれた。医療機器や再生医療など生命科学の研究開発の拠点として期待されている。

 同プロジェクトは、いすゞ川崎工場跡地にあるキングスカイフロントの一角、約4万6000平方メートルの敷地に医薬品や医療機器、再生医療などの研究施設4棟と、世界初の水素発電する機能を備えたホテルからなるエリア。

 2014年に大和ハウス工業と川崎市が連携して開発が始まり、18年に東急REIホテルと研究施設「リサーチ・ゲート・ビルディング(RGB)」2棟がオープン。20年にはRGB3、今年11月7日にRGB4が竣工し同プロジェクトが完成した。

 川崎市によると、現在までに企業や大学など14機関が入居。さらに、羽田空港から近い立地をアピールし、最先端の企業や研究機関などを誘致したい考え。また、研究者や学生、地域住民などが集える「コミュニティパーク」も整備され、交流イベントなどを開き「にぎわい・交流」の創出も推進していくという。

 セレモニーでは、黒岩祐治知事、福田紀彦市長をはじめ、キングスカイフロントに進出している企業関係者など約200人が参加。CO2削減に取り組む東急REIホテルやRGB4の内覧会などを行った。

 福田市長は「世界最高水準の研究・開発が展開されるイノベーションの拠点として整備を進めてきた。この場所に集う人々や技術が重なり合い、新しい価値を生み出していくエリアになることを期待している」と話した。

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