被災地の地酒で復興支援 区内酒店でキャンペーン
麻生区栗木にある飯草酒店が、「東日本大震災復興へエールをこめて!企画」と題した被災地支援を行っている。
店内には、震災の被害が特に大きかった青森・岩手・宮城・福島・茨城の5県の地酒が並ぶ。中には蔵が全壊したり、停電のために温度管理ができずに約1万ビン分の酒が無駄になった蔵元もあったという。流通経路の確保も困難な中、長年続く蔵元との特約を生かして、30種以上もの被災地の酒を揃えた。
各地で原発関連の風評被害が叫ばれる中、同店では被災地産の酒が最も売れているという。同店の取引先の飲食店でも、同様の活動が広がっている。
店主の飯草茂幸さんは「風評被害は全く感じない。品質には全く問題が無いと聞いている。被災地の酒を、皆で飲むことが現地の復興に繋がる。売れ行きに関らず、被災地の酒を仕入れ続ける」と話している。
同店では、対象商品の売り上げの一部を義援金として寄付する活動も行っている。1800ミリリットル1本につき100円、720ミリリットル1本につき50円が義援金として各県庁に直接寄付される。
■飯草酒店
【電話】044(988)0001
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