使用済みインクカートリッジ 全市で回収開始へ 区役所・出張所などに専用箱設置
川崎市は、家庭用プリンターの使用済みインクカートリッジの回収を、今月1日から全市で開始する。区役所や出張所など市内19ヵ所に回収箱を設置し、リサイクル可能な資源として有効活用するほか、国連機関などへの寄付を通じ環境保護活動に活用していきたい考え。
市はこれまでプリンターメーカー6社(キヤノン(株)・ブラザー工業(株)・デル(株)・セイコーエプソン(株)・日本ヒューレット・パッカード(株)・レックスマークインターナショナル(株))と日本郵便グループが行う共同回収(「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」)の趣旨に賛同し、平成22年9月から幸区役所と日吉出張所の2ヵ所で回収を行ってきた。
今年4月までの回収量は1840個に及ぶ。この実績を受け、幸区などから全市的な取り組みにしてはどうかと市に呼びかけがあった。これに応じる形で市では各区役所や支所、出張所など19ヵ所に回収箱を設置。これまでの回収実績を踏まえた年間の回収見込みを全市で2万8400個とし、全市での回収を開始した(区役所で年間2000個、その他の施設は年間1200個として算出)。
回収したカートリッジは、リサイクル可能な資源として有効活用するほか、1個あたり3円として国連環境計画(UNEP)に寄付される。
環境局生活環境部減量推進課は「市民に広く周知するとともに、少しでも多くの方にご理解頂けるよう努めたい。燃えるゴミを減らし、循環型のよりよい環境を作っていきたい」と話している。
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